2022.12.07 コラム イタリア人はサッカーで笑い、サッカーで泣く
皆さん、Ciao a tutti!
日本に来てから、睡眠時間を犠牲にして真夜中にイタリアのサッカーの試合を観戦しているサッカーマニアのイタリア人スタッフGiacomoです!
多くのイタリア人からすれば、サッカーは命と同じくらいの価値があるものです。
このサッカーに対する熱は、2年に1回更に燃え上がる時があります。それは、ワールドカップとヨーロピアンカップ。この2つの大会は4年ごとに行われていて、開催年がずれているので2年に1回のペースで楽しめます。
ちょうど先週からワールドカップが始まりましたね!
イタリア代表チームについては、特に話すことがありません。というのも、予選試合で勝つことが出来ず、グループステージまですら進めなかったのです。
ということで今日お話ししたいことはワールドカップではなく、2021年開催のヨーロピアンカップについて。当時イタリアにいた私がどのように過ごしていたかをお話します。
2021年6月、ヨーロピアンカップの大会が始まると、私は友達の山荘でBBQしながら観戦する予定でした。
あまり期待していなかったのですが、キックオフ10分後にイタリアの完璧な連係プレーと強さに驚かされ、BBQのことをすっかり忘れて、まじまじと試合に集中していました。
↑2019年の嵐で木々がほとんど倒されていて、友達の山荘の庭は上の状態でした!奇跡的に家自体は無事でした。
そこからの2週間で、イタリアはグループステージの3試合を3連勝し、友達と一緒に試合を見るのがすごく楽しかったのを覚えています。街のバールに行って、イタリアならではの光景の一つ、初めて会った人とテーブルを囲んで声援を歌ったり、試合の話をして盛り上がったりすることが最高でした。
決勝戦に入ると試合は更に楽しくなり、観戦をしに街に来る人も増えてきて、まるでスタジアムで見ているような雰囲気でした。負けそうになった時もありましたが、楽しい日々を過ごしていました。
準決勝はPK戦で決まり、その後の街が優勝したのかと思うぐらい大盛り上がりでした。声の限りに叫んで歌う人や、上半身をイタリアの国旗の色に染めた人とか… 翌日は普通の平日だということを全く気にせず、朝 まで歌い声が聞こえていました。
↑勝ったあと街中がカオスになりました(笑) 噴水に入る人もいれば街灯をのぼる人もいました。
準決勝がこれだけの盛り上がりだったので、「決勝は勝ったとしても、同じ感じかな…」と思っていましたが、違いました。
試合は相当苦戦して、準決勝と同じくPK戦で決まりました。
イタリアのGKが最後のPKをセーブした瞬間に… 打ち上げ花火が「ドカン!」とあがったのです。
皆が訳も分からず隣の人をハグしたり、「ANDIAMO!!!」(やった!)と叫んだりしていました。その夜は楽しすぎて未だに昨日のことのように覚えています。
改めてイタリア人独特の、サッカーに対する熱狂的な気持ちに気付かされて、イタリアのこともサッカーのことも一層好きになった夜でした。
↑勝った直後のバールの外の様子はこちら:
そんなサッカーが世界一熱い国での留学はいかがでしょうか?
スタジアムで試合を見ることもできますし、チームに入ってイタリア人の友達と一緒に汗を流すこともできるかもしれません!
留学のことはもちろん、サッカーに関しても熱く語りますので、HPからの皆さんのお問い合わせ、お待ちしています!
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