2023.08.04 コラム ボローニャ国際絵本原画展
Ciao!皆さんこんにちは!
イタリアのボローニャで毎年開催される世界最大級のブックフェアをご存知ですか?
1964年から続く、世界で唯一の子どもの本専門の国際見本市、「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア(ボローニャ国際児童図書展)」。そしてこのフェアの中で行われる「ボローニャ国際絵本原画展」は、児童書のイラストレーションを対象にした国際コンクールで、人気のイベントの一つ。
有名作家も新人作家も、出版済みの作品でも未出版でも、誰でも作品の応募ができ、公平に審査を受けられるということで、新人作家の登竜門にもなっており、今や世界90カ国を超える国と地域から、4000組以上の応募がある世界規模のイベントです。
世界中のイラストレーターたちが児童書のために制作した5枚1組の作品を応募し、毎年変わる国籍の異なる5名の審査員による選考で、入選作品が決まります。
今年も3月に実施され、入選したのは79作家!
そしてその中には日本人作家も5名が入選していると聞けば、嬉しくまた誇らしく感じますね!
絵本は、子供たちに大きな影響を与える大切な存在です。そんな絵本のイラストレーションは、単なる挿絵というだけでなく、ストーリーの一部として言葉だけでは伝えることのできない感情や情景を表現しています。どんな絵で、物語や情景を描くのか。イラストレーターによって絵本に魔法がかけられると言っても過言ではないかもしれませんね。
皆さんも子どもの時に読んだ絵本で印象に残っているものや、大人になってからでも感動した作品がきっと一つはあるのではないでしょうか?
皆さんのお気に入りの一冊も、もしかしたらボローニャ国際絵本原画展の受賞作品かもしれません!
実は日本ではこのボローニャ国際絵本原画展で入選した方の作品を見ることができる展覧会が毎年開催されています。
コンクールの結果が出たあとの夏頃に、東京の板橋区立美術館や大阪西宮市の大谷記念美術館などを巡回し、世界中から集まったイラストレーターたちが制作した原画や関連する展示を見ることができます!
5枚の原画に込められたイラストレーターの想いや感情を感じ、子どもたちの豊かな感受性を育む素晴らしい作品の数々を実際に見てみるのはいかがでしょうか?
アドマーニではボローニャにも語学学校のご紹介が可能です。イタリア国内のアクセスもとても良く、美食の街としても人気のボローニャへのご留学に興味のある方はぜひご相談ください!
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