2022.04.13 コラム Buona Pasqua!
Ciao!
ようやく暖かくなってきた…というよりも、急に夏日を迎えて気温の変化に驚く今日この頃ですが、
今年もイースターの季節になりました!
イタリア語では「パスクア(Pasqua)」といいますが、日本では英語名の方がすっかり定着していますね。
皆様もご存知の通り、十字架にかけられたイエスが3日目に復活したことを祝うパスクア(イースター)は、キリスト教にとってクリスマスと並ぶ最重要の祝日の一つ。
毎年その日が変わるのですが、その決まり方は、
【 春分の日を過ぎた最初の満月の次の日曜日 】
今年2022年のパスクアは、
4月17日!
次の日曜日はイタリア式に家族や親しい友人などで集まってピクニックや食事会など、
日がな一日楽しく過ごしてみるのはいかがでしょうか♪
***
ちなみに…
モアイ像で有名なイースター島の名前の由来は、イースターの日に発見されたからだとか。
正式名称は「パスクア島」! イタリア好きの私たちはこちらで覚えておきましょう!
***
さてそんなイタリア全土が祝日となるパスクアの日。
イタリアの街中にはコロンバやカラフルな卵型のお菓子などが並んで、すっかりお祭りムード!
ですが、イエスの復活を祝うその前には、大きな受難があったということも忘れてはなりません。
パスクアは記念日であると同時に、追憶する日でもあるのです。
復活祭直前の一週間は、宗派にもよりますが、
「聖週間(Settimana Santa)」や「受難週(Settimana di Passione)」と呼ばれ、
「枝の主日(Domenica delle Palme)」の日曜日から始まって、
各曜日の出来事にちなんだ特別な典礼や礼拝が行われるのだそうです。
特に、聖木曜日(Giovedì Santo)、聖金曜日(Venerdì santo)そして聖土曜日(Sabato santo)
この3日間は重要な日。
「最後の晩餐」から「イエス・キリストの死」、そして「イエス・キリストの埋葬」と続く曜日です。
十字架にかけられて命を落としたイエス。
彼が受けた苦しみとその死による悲しみに思いを馳せ、復活祭までの期間には、結婚式などのお祝い事は避け、お肉を食べるのを控えるなど、教会の鐘も鳴らされず、キリスト教全体がこの受難の物語に包まれます。
聖週間は、イエスの人生と自分自身の人生とを、深く考える時間となるのです。
そうして迎えた復活の日曜日。
「Buona Pasqua!」
ついに教会の鐘が鳴り、盛大な食事でイエスの復活を祝います!
さらに復活祭翌日の月曜日もイタリアは祝日です。
「Lunedi’ dell’angelo(天使の月曜日)」や「Pasquetta(パスクエッタ)」といい、
もうしばらく喜びの時間が続きます。
パスクアは家族と、パスクエッタは友人と。
それぞれ大事な人とともに美味しい食事と春の訪れを楽しむパスクアは、
キリスト教にとって重要な祭日であり、素敵なお祭り。
パスクワの時期にイタリアへ行った際には、是非とも賑やかな雰囲気を楽しんでください♪
ちょうどこの4月に留学でイタリアご滞在中のアドマーニのお客様はたくさん。
何かと不安定な世界情勢ではありますが、今年のイタリアでのパスクアはどんな感じか、ちょっと聞いてみたいですね。
次こそは!この街に行ってみたい!などなど、
短期でも長期でも、イタリア留学のご相談はアドマーニまで。
お気軽にご相談ください!
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