2021.12.17 コラム イタリアの公現祭(エピファニア)について~その3~
Ciao!
皆さん、こんにちは!
いよいよ寒くなって。。ついにがっつりとダウンジャケットを着てきました!
なんだか、街は年末って雰囲気で、どんどんと日本もクリスマスの雰囲気が出てきましたね♪
寒いのは嫌い(“好きではない”レベルでなくて、嫌いレベルで苦手。。苦笑)なんですが、このシーズンの街の雰囲気はなんだか好きです。
年末、忙しいですけど。。
緑と赤のカラーで染まり始めて、その後は年が明けて、赤と白で街が染まっていく、その変化もなんだかワクワクしてしまいます。
さて、今回が公現祭の最終回!
各都市での公現祭について、お伝えしたいと思います!
まずは…フィレンツェから!
イベントとして盛大に行われる都市の一つである、フィレンツェ!
フィレンツェでは1月6日の公現祭に、伝統衣装を身にまとった人たちが集い、パレードが行われるんです。
このパレードは、東方の三博士が旅をしてキリストの元にたどり着き、贈り物をしたのを再現したと言われており、Cavalcata dei Magi (カヴァルカータ・デイ・マージ)と呼ばれています。
このパレードで人々が着る伝統的な衣装は、騎士や貴族、お祝いを持った東方3博士の姿、ベファーナに扮した人もいてバラエティ豊か。
このフィレンツェで行われるものも、とても華やかで、見ていて楽しくなりますよ!
あの美しいフィレンツェの街並みを練り歩き、最後に到着するのは、ドゥオモ前。
プレゼピオに置かれた聖家族の人形に、三博士が持ってきたお祝いの品を献上して、パレードが終了!となります。
その他にはヴェネト州のパドヴァ!
ここでは、大きな薪(ファロー)を燃やすというのがこの公現祭(エピファニア)の慣習なんですね。
プラート・デッラ・ヴァッレという広場に、大きな薪が設置され、この薪の先端には…
ベファーナがつけられるのです!
薪があるということは、燃やされるわけなんですが、、、このベファーナを燃やすのは、この日に各家を周って、子供たちにプレゼントを配ったことに対してねぎらいを表す意味があったり、この薪を燃やして出る煙の方向でその年の幸運を予測する、なんていう意味もあったりするのだとか。
各都市で、色々なお祝いの仕方があって、興味深いですね!
イタリアにはそれぞれいろいろな習慣、そしてそれに伴う催し物があります。
そして、同じ国なのに、州や都市によって、それがまた全く違ったりすることもしばしば。
留学中に色々な街を周って、その習慣を実際に目で見てみるというのはイタリア留学の一つの楽しみであり、そして留学の醍醐味だと思います!
ぜひ、楽しんでみて下さいね!
◆イタリアの公現祭(エピファニア)について~その1~
https://www.adomani-italia.com/blog/column/epifania1/
◆イタリアの公現祭(エピファニア)について~その2~
https://www.adomani-italia.com/blog/column/epifania2/
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