2021.09.23 コラム これからのイタリア渡航に必要なもの、ETIAS(エティアス)!
Buongiorno!
みなさん、突然ですが質問です!
私たち日本人がイタリアを含むヨーロッパの国に行くときに必要なものと言えば??
航空券や費用、宿泊先の手配などはもちろん必要ですが、ないと日本も出られないしイタリアにも入れないもの…
そう!正解は、
パスポート!
観光旅行や短期の留学、ビジネス出張などであれば、基本的には有効な日本のパスポートさえあればイタリアだけでなくヨーロッパのどの国に行くにもほとんど問題ありません!
それくらい日本という国が信用されているということであり、そんな日本のパスポートを持っている私たちには、ヨーロッパの多くの国が「短期滞在ならビザなくてもいいよ!」と言ってくれているんですね。日本のパスポートってすごい。(だからこそ狙われやすいので気をつけましょう!)
ですが!
これまでパスポートだけでOKだったイタリア短期留学に観光旅行。
なんと2022年にはもう一つ必要となるアイテムが追加されるのをご存知ですか?
それは、
『ETIAS(エティアス)』
正式名称を「European Travel Information and Authorisation System(欧州渡航情報認証制度)」と言い、2021年には導入される予定だったのですが、新型コロナウィルスの世界的拡大の影響で、スタート時期を延期してはいるものの、いよいよ2022年中には運用開始となる見込みです。
日本国籍であることを証明するパスポートに加えて、このETIASを取得することで、「安全かつ入国に相応しい人物である」ということを証明でき、短期ならビザの取得をしなくてもイタリアなどヨーロッパの対象国に渡航できるというもの。
今までになかった手続きが一つ増えることになりますが、長期滞在のためのビザ取得のような難しさはなさそうなので、短期留学でも観光旅行でも「イタリアに行く!」ということが決まったらパスポートと一緒に早めに準備をしておくものとしてチェックしておきましょう。
そうはいってもいったいどうやって手に入れればいいの?
ということで、今日はこのETIASについて、未定の部分もありますが現時点で発表されている内容から、申請から取得までの流れをざっと見ていきたいと思います!
※2021年9月時点の情報です。
※参考:日本からイタリア旅行に必要な書類
ETIASの特徴、申請・取得方法
ETIASは、観光・短期ビジネス・乗り継ぎなどで、ETIAS加盟国(イタリアを含むヨーロッパの26か国)に入国する全ての方が必要です。
※91日以上の長期滞在を希望する方は、ETIASではなく長期滞在用のビザを申請・取得してください。
申請方法:オンライン
入力する情報は、例えばこのようなものが想定されています。
- 姓名や国籍、住所、連絡先などの基本的な情報
- パスポート情報
- 決済情報(クレジットカード)
- 申請時の渡航情報
- 過去の犯罪歴や渡航履歴など、入国の適性を判断するため幾つかの質問への回答
申請費用
7ユーロ(18歳未満は無料)
赤ちゃんであっても年齢に関係なく、ETIAS対象国に行く人は全員、それぞれにETIASの取得が必要なので、お子さんをお連れの方は忘れずに全員分を申請してくださいね。
受取方法
Eメール
当日~4週間で結果が届きます。すぐに結果がわかるのは助かりますね。ただ、時間がかかることもあるので、余裕を持って準備しましょう。
有効期間
3年間
有効期間内であっても、申請時のパスポートが失効となる場合はETIASも同時に失効となります。
オンライン申請で、結果もメール通知。出発準備一つとして、比較的簡単にできそうですね!
実際に導入されるときに、多少なり申請方法や内容が変更となる可能性も十分にあるので、ご出発に合わせて最新情報はぜひご自身でもチェックしてみてください。
日本からイタリア旅行に必要な書類に、これからは新しく『ETIAS』が必要になるんだな、ということをまずは頭の片隅に入れておき、来年以降のイタリア留学の準備を始めませんか?
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