2021.04.07 コラム 動物の名前が入ったイタリアおもしろ慣用句・3選!
Buongiorno!
日に日に気温が上がり、すっかり春本番となりました。
こちらの写真はローマの友人より、届いた春の便り。
お庭に咲いた花とともに「イタリアも春満開だよ 」と教えてくれました。
さて、今日は、私がイタリア生活で覚えた、『動物の名前が入ったイタリアおもしろ慣用句 』を3つ、お教えします!
1.In bocca al lupo !(イン・ボッカ・アル・ルーポ)
lupo(ルーポ)は、オオカミ。
直訳すると「オオカミの口に行っておいで!」。
英語でいう”Good Luck!”にあたり、「頑張ってね!」とか「幸運を祈るよ!」という表現です。
試験や大事なビジネスチャンスの前などに、励ましの気持ちを込めて言います。
言われた方は”Crepi !(クレーピ)”と返すのがお決まり。
こちらは「(オオカミなんて)くたばれ!」という意味です。
2.Vecchia volpe (ヴェッキア・ヴォルペ)
volpe(ヴォルペ)とは、キツネ。
「年老いたキツネ」というこの言葉は、「自分の能力と経験のおかげで、どんな状況にも対応できる長寿者」を表現するときに使われます。
なんでも器用に解決するホームステイ先のパパが、よく自分のことをこう表現していました。
親指、中指、薬指を合わせて、指でキツネの形を作る手遊び。皆さんご存知だと思います。
これをそのパパに教えたら、すごく気に入ってくれて、”Vecchia volpe”という代わりに、指で表現するようになっていました。
3.Ragno porta guadagno(ランニョ・ポルタ・グァダンニョ)
「クモが利益を運んでくる」ということわざ。
「クモ」のragno(ランニョ)と、「儲け・稼ぎ」を意味するguadagno(グァダンニョ)。
「ニョ」の韻を踏んで、この言葉が出来上がったのではないかと、教えてくれました。
イタリアでは、クモは幸運を運ぶ生き物。
クモがモチーフのアクセサリーも、イタリアではよく販売されています。
家で見つかったクモは、幸運と富をもたらす良い兆候であるので、決して殺してはいけないと信じられています。
今日は『動物の名前が入った3つのイタリア語慣用句』をお届けしました。面白いですよね〜。
日本語同様、イタリア語にも沢山の慣用句やことわざが存在します。
会話の中で知らない表現が出てきたら、是非聞いてみてください。
イタリア人は教えることが好きな人が多く、丁寧に説明してくれるはずですよ!
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