2022.03.08 コラム 国際女性デーの歴史とイタリア人女性
Ciao!
皆さん、こんにちは!
さて、先日のコラムでは、イタリアでは国際女性デーにミモザの花を贈りますが、なぜミモザなの?というのをお伝えしました!
現在では、“女性に感謝を伝える日”としてイタリアでも定着していますが、3月8日が国際女性デーになるまでには、長い歴史があったのです。
ご存知の通り、人類の歴史を振り返ると、女性には権利が認められない時代が長く続いてきました。
日本でも女性に選挙権が与えられたのは、戦後のことですよね。
フランスでも、かつてのフランス革命で掲げられた「人権宣言」は、全市民を対象としていたわけではなく、「男性のための権利宣言」であって、女性はそこに含まれていない、あくまでその男性に従属すべき存在と見なされてきました。
女性のための人権宣言を求めても、訴えは届かない、そんな時代が長く続きます…。
それでも、女性たちはその声が届くと信じ、諦めませんでした。
世界各国で、「女性に男性と同じ権利を、そして平等を」という声を上げ続け、ついに1908年3月8日、ニューヨークで約1万5000人の女性工場労働者たちが給与と待遇面の改善、そして参政権を求めるデモを起こしたのです。
これがきっかけとなり、翌年の1909年、アメリカ社会党が、この日を「全国女性の日」と位置づけ、全国で集会を開き、続く1910年には、ドイツでも3月8日を「世界のすべての人が、同じ日に、女性の日として祝う」ことを提案して採第されました。
そこから、3月8日は世界女性デーとして定着していくこととなります。
このように女性の権利が認められるまでには、長い道のりがありましたが、それでも諦めなかった女性たちにはやはりパワーがありますよね!
ご存知の通り(!?)イタリア人女性も例外ではなく、パワフル!
もちろん、人によって性格があるので、全員というわけではありませんが、イタリア人の女性は、ハッキリ物事を伝える傾向があります。
ゆえに、カップル同士でケンカになると…戦い方もちょっとハードな部分もあるかしら(笑)
イタリア人男性がタジタジになる、なんてことも見かけたり、見かけなかったり。。(笑)
でも、パワフルさだけではない、実はイタリアの女性たち、こんな一面が…!
イタリア人女性は子供の頃から褒められて育っているので、周りの人に、そしてパートナーに褒めてもらうのは“当たり前”という感覚をもっている女性も多く、常に褒めて欲しい!
つまり、いつまでもプリンセスでいたいという一面もあるんです。
まぁ、、これは万国共通でしょうか?(笑)
でも、褒められる分、彼女たちは相手を褒めるのも上手。
今日の服装とっても素敵よ!髪型が似合ってるわ!なんてことも、さらっと言ってくれたりします。
そして、ファッション大国ゆえにちょっと意外かもしれませんが、倹約家が多かったりもします。
彼女たちは結構合理的な一面も。
安いものをどんどん買って消費していくというより、良いものを、長く使うという買い物の仕方も得意。
そして、イタリア人全体がそうではありますが、家族を大切にし、そして彼女たちは特に愛情表現もとても豊かです。
愛情深さとその愛情表現の仕方は、どの国の女性にも勝るものかもしれませんね!
いかがでしたか?
凛とした強さと深い愛を兼ね備えた彼女たち。
世界に名をはせた有名なイタリア人女性も多くいますので、次回はイタリアの有名な女性たちをご紹介します!
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