2021.07.24 コラム
イタリアンジェラートのあれこれ
~後編:変わり種ジェラート~
Ciao!
みなさん、こんにちはー!
さて、前回に続きジェラートについて。
今回は後編として、こんな味のジェラートあるの!?というものをちょっとご紹介できたら、と思います!
と、その前に。
姿かたちは似ているものの、そもそもジェラートとアイスクリームの違いとは何なのでしょうか??
まずは、乳脂肪の割合!
これが異なるんですね。
日本のアイスクリームというのは乳固形分が15%以上、うち8%以上は乳脂肪でなければならないという決まりがある一方、イタリアのジェラートは乳脂肪分が5%前後というのが一般的。
また、製品の温度についても、アイスクリームがマイナス18度以下、ジェラートはマイナス10度前後です。
このように比べると、ジェラートの方が乳脂肪分が少ないので、あっさりしていることが分かりますね!
だからなのか、とっても暑い日でも、べたっと感がないので、食べたくなりますよね!?
そして、脂肪分が少ないので、アイスクリームよりヘルシー!
…ヘルシーと書いて良いかどうかは分かりませんが(笑)、特にフルーツ系を使ったジェラートだとさらにさっぱりと食べられますね♪
さて、ここからはジェラートの味について。
バニラ、ミルク、チョコレート、ピスタチオ…ジェラートの味の王道ですよね。
みなさんのお気に入りの味は何でしょうか??
ちなみに私は、ピスタチオ、チョコレート系、あとは柑橘系のジェラートが大好きです♡
各地には地元の味、地元産というのにもこだわるお店も多くあります。
地元のぶどうを使ったり、レモンを使ったり。同じレモンでも、各地のレモンの味によって少しずつ味わいが異なるので、それを味わうのもジェラートの一つの楽しみですね。
実は、イタリアにはおよそ600前後のジェラートの味が存在しているらしいのですが、結局のところ、味は無限大!なので、もしかしたら、それ以上にあるかもしれません。
およそ600もの味があるということは、その中には色々な変わり種のジェラートもあるでしょうね。
イタリアでは定番になりつつあるものの、日本人からするとちょっと変わり種というジェラートの味の一つ、“リーゾ”。
リゾットのリーゾ、つまりお米味です!
この発想がまずは面白いですよね。
健康志向ブームが到来した際に登場した味のようで、素朴な甘みがあります。
日本人的には、あまり食事のものを、スイーツの味にしてしまうというのは、定着していないかもしれませんね。
長い歴史を持つ某アイスキャンデーでさえ、ナポリタン味が出た時は衝撃でしたからね(笑)
その他のジェラートの味は、それぞれのジェラート屋さんの店主の好みもあると思いますが、ウコンが手に入ったから、という理由でウコンとフルーツを組み合わせたものがあったり、オリーブオイル味、コーン味、トマト味、タイムやローズマリーなどのハーブ味もあったりします。
ここまでで、個人的にはすでに冒険!(笑)
でも、まだあります!
ニンニク、タマネギを混ぜたというジェラート、というのもあるようです。
…ここまでくると、私が味をイメージできる域を超えてます(笑)
でも、新しい味にチャレンジすることで、こういった変わり種の中からお気に入りが見つかるかもしれませんね!
実は、美味しいジェラート屋さんを見分けるコツもあり、その一つに“旬のメニューがあるかどうか”が目安になったりします。
手作りで、新鮮な材料を使っているからこそ、旬のメニューを出すことができます。
季節のフルーツを使ったジェラートはもちろんですが、ちょっと変わり種だけど旬の食材を使っているジェラート屋さんは美味しいお店かもしれませんので、ぜひチェックしてみて下さいね♪
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