2021.05.10 コラム グリーンパス（ワクチンパスポート）って？

Buongiorno！
新緑が青空に映える初夏、気温も高く気持ちの良い季節になりました。
東京では早くも夏日を観測しましたが、イタリアでも夏に向けて、新たなニュースがありました。

イタリアのドラギ首相は４日、新型コロナウイルスワクチン接種を証明する「グリーンパス（ワクチンパスポート）」を５月中旬から独自に発行すると表明し、外国人観光客に夏にイタリアに旅行するよう呼び掛けた
（5月4日ロイターより）

夏のバカンスに向けて、「観光客が再び自由に旅行できるように」とイタリア国内にとどまらず一気に規制緩和が進みます！

この「グリーンパス（ワクチンパスポート）」、欧州連合（EU）で６月中旬から導入する方針となっていますが、イタリアのドラギ首相は、「６月半ばまで待たず、５月半ばに独自のグリーンパスを発行する方針を示した」、とのこと。

イタリア国内では既に4月26日から発行開始とされており、このグリーンパスを持参すれば、ミラノがある北部ロンバルディア州など、厳しい外出規制を導入している地域にも移動でき、イタリア国内での観光や買い物が楽しめるようになってきています。

イタリア国内で先行実施されているグリーンパスは、次のような内容を証明してくれます。

・新型コロナウィルスのワクチン接種を受けたこと（6カ月有効）
・感染したが回復したこと（6カ月有効）
・PCR検査などの陰性結果（48時間有効）

ちなみに、他の欧州連合（EU）加盟国が発行したパスも同様の効力を認められる予定です。
日本でも、こうした海外での動きを踏まえ、海外への渡航者を念頭に電子証明書の発行は検討されているようなので、スムーズな対応に期待したいところです。。

イタリアの主要産業はなんといっても観光業。そんなイタリアで、一年の大半の期間を、感染防止策として国外はおろか国内の移動も厳しく制限しなければならないのは、経済的にも人々の気持ちの面でも大きな痛手であることに間違いありません。日本でも同じですね。

イタリアでの「第3波」だった3月中旬のピークからは感染者数が半分近く減っているという状況から、まずは国内、そして観光客の受け入れへと動き出したイタリア。
この夏が世界中を良い方向へと導くきっかけになってほしいと願っています。

4月、5月もアドマーニからご留学に出発されたお客様は続いています。
現在のイタリア現地の様子や、渡航前の準備内容などもアドバイスしておりますので、ご留学をご検討中の方はぜひ一度お問合せください。

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