2021.04.14 コラム 孤高の城・ロッカ・カラーショ
Buongiorno!!
気温もどんどん上がり、春の陽気に誘われて、外出が楽しい季節になってきました。
イタリアでは、未だ外出制限が続いており、友人同士で集まったりすることが難しく、自然と外でのアクティビティーが多くなっているのが、現状です。
今日は、私が今までで一番感動したハイキング『ロッカ・カラーショ城』をお伝えします。
見てください!アペニン山脈の岩肌に堂々とそびえ立つ、孤高の城。
これこそが、『ロッカ・カラーショ城(Il Castello di Rocca di Calascio )』。
イタリアの首都・ローマがあるラツィオ州の東に位置する、アブルッツォ州のラクィラ県にあり、標高1,460mとイタリアで最も高い位置にある要塞です。
2019年には、ナショナルジオグラフィックの「世界で最も美しい15の城」の一つに選定されています。
グラン・サッソ・エ・モンティ・デッラ・ラガ国立公園(Parco Nazionale del Gran Sasso e Monti della Laga)内にあり、 カンポ・インペラトーレ高原(Campo Imperatore)が眼下に広がります。
「小さなチベット」というニックネームなのも納得。牧歌的で壮大な360度の大パノラマは圧巻です。
西暦1000年頃、望楼(見張り塔)として、建設されました。
アブルッツォ渓谷の防衛が目的で、貴族の住居として使用された記録は残っていません。
この地は、イタリア王家が所有する羊の移牧ルートの一部として発展しました。
ロッカ・カラーショへ続くすぐそばの小道には、八角形の教会『サンタ・マリア・デッラ・ピエタ(Santa Maria della Pietà)』があります。
中世から現在に至るまで、この地の平穏を見守り続けています。
映画好きな方は、この地でロケーションされた作品を、是非チェックしてみてくださいね!
1985年『レディホーク(Ladyhawke)』
1986年『薔薇の名前(The Name of the Rose)』
2010年『ラストラーゲット(The American)』
どこからスタートするのかにもよりますが、私は最寄りの駐車場から、サンタ・マリア・デッラ・ピエタ教会を経由してロッカ・カラーショ城まで、約1時間のハイキングを楽しみました。
標高が高いので、空気がとてもひんやりしていたのが印象に残っています。
残念ながら、アクセスが簡単ではないのが、唯一の欠点。
ローマからであれば、高速バスで約2時間半かけて、アブルッツォ最大の街・ぺスカーラ(Pescara)へ。
そこからまたローカルバスに乗り換えて…となります。
いかがでしたか?
今日は、壮大な高原にひっそりとそびえ立つ『ロッカ・カラーショ城』をお届けしました。
日本でもイタリアでも、まだまだ外出しづらさが続きますが、「いつか行ってみたい場所の一つ」として、是非リストに入れておいてくださいね!
イタリア留学経験のあるアドマーニスタッフは、現地の交通情報やおすすめの観光情報もたくさん持っています。
留学情報と合わせてご紹介できますので、是非いつでもお気軽に、ご相談くださいね!
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