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2021.05.24 コラム イタリアの幼児教育・小学校教育について

Buongiorno!
みなさん、こんにちは!

5月もあっという間に末。
4月に入園、入学、入社したかと思ったら、もう夏ですよねぇ。。

保育園や小学校の入学に際しては、最近の日本は、
「保活」
「ラン活」
など、“〇〇活”という言葉が定番化してきていて、準備も結構大変ですよね。
そして、待機児童の問題、小1の壁、小4の壁、色々と難しい問題があるのも事実です。

では、日本と比べて、イタリアの教育は一体どうなんでしょうか??
現在のイタリアの状況を少しお伝えします!

まず、イタリアの保育園。
3か月から2歳半まで預けることができます。
そして、イタリアには“待機児童はいない”ようです。
つまり、保育園に預けることは、そこまで難しくないようですね。(うらやましい!)

ただ…通園費用が高い!
日本は公立の保育園が一般的ですが、基本的にイタリアの保育園は私立で、差はあるものの6万円前後は普通の通園費用だそうです。。
それゆえか、保育園の教育環境は整っているようです。

では、小学校はどうなっているのでしょうか??
イタリアの小学校は5年間。
実はこの小学校、2つのスタイルを選択できるんです。

1.「テンポ・ピエーノ」
日本の小学校と同じくらいの時間数で、8時から16時を学校で過ごします。

2.「テンポ・モードゥロ」
1週間2日程度は、8時から16時、その他は昼食前に下校します。
でも、こなす量は変わらないので、こちらは家庭での学習時間が増えます。

日本でも学童はありますが、それと同様に学校開始前、放課後に子供を預かってくれるところもあります。

そして!
日本は担任の先生が変わりますが、イタリアでは5年間同じ先生!
これはメリットもデメリットもありそうですね。。

日本もそうですが、実際イタリアにも教育制度に色々と問題があります。
それは、イタリアは教育に対する財政です。
この財政難によって、「先生の確保」というのは大きな問題のようです。

この財政難を解決するためには…
時に保護者がその費用を出すんです。。!

特に音楽と体育という専科の先生の確保が難しい学校もあります。
そうなると、時間割に音楽と体育がなくなってしまうので、保護者がその希望を出し、時間割に入れてもらうという形になると、その先生に対する報酬は保護者が負担する、ということになるんですね…。
これ、結構大変ですよね。。

両国とも、良い面もありますし、国民として改善してほしいなと願う点もありますよね。
両国から学び、子供たち、そして仕事と育児の両立を頑張るお父さん、お母さんにとっても、より安心できる制度が整えられるとよいですね!

それでは今回はこの辺で!
Grazie, a presto!

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