
2025.04.28 コラム スカルぺッタ(Scarpetta)
Buongiorno a tutti! Come state?
皆さまこんにちは!お元気ですか?
気温があったかくなり、美味しいものも増えてきましたね!
冬は冬で鍋などのあったかいもの食べ物もありますが、春は春で美味しいものや料理のレパートリーが増えませんか?
そんな美味しいものは残ったソースまで美味しいなんてことありませんか?
残ったソースまで綺麗に食べたい!そんな時は「fare la scarpetta」(ファーレ ラ スカルぺッタ)してください!
スカルぺッタはパンでお皿のソースを拭うことを言います!
起源・歴史(文化的背景)
昔のイタリアの農民や庶民にとって、食べ物を一切無駄にしないという精神はとても重要でした。
ソースやスープを残さずパンで拭って食べるのは、節約であり、礼儀でもあったのです。
イタリアの家庭料理では、手作りのラグー(ミートソース)やサルサが主役になることが多く、美味しいソースを最後の一滴まで味わうために、「Scarpetta」は自然と広まりました。
なぜ「小さな靴(Scarpetta)」と呼ぶの?
これは正確な由来は不明ですが、説はいくつかあります:
- パンでソースをすくう姿が「小さな靴のように見える」から
- 「靴で拭う」ような動きに似ているから
イタリア好きの皆様はご存知かと思いますが、イタリアではこういった方言や俗語から派生した比喩表現が日常的に使われます。
Scarpettaの文化的な今
- 家庭では当たり前:特に南イタリアでは日常的に行われる。
- レストランではちょっと注意が必要:
カジュアルな店ではOKでも、高級レストランではマナー的に避けたほうがよい場合もある。
でも、最近はイタリア人も「美味しすぎてscarpettaしちゃった」と冗談まじりに話すことも。
卑しいと思われることもありますが、アドマーニスタッフはシェアメイトのイタリア人に「スカルぺッタは料理を大切に扱っている証拠だ!」と、教えられて留学生活を過ごしました。
要はScarpettaは「愛」の表現!
イタリア人にとって、scarpettaはただの動作ではなく、 「この料理が本当に美味しかった!」という無言のメッセージ。
料理を作った人にとっても、最高の褒め言葉になるんです!😊
日本ではなかなかパンがすぐ近くにあるなんてシチュエーションも少ないかもしれませんが、チャンスがあればやってみてくださいね♪
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