2021.09.08 コラム イタリアのSDGs教育
Ciao!!
皆さん、こんにちは!
この言葉、最近本当に良く耳にするようになりましたよね。
「SDGs」
持続可能な開発目標のSustainable Development Goalsの頭文字を取っています。
これは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された目標。
具体的には、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された“2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す“という国際的な目標で、17のゴール、169のターゲットから構成されています。
SDGsは発展途上国だけではなく、先進国自身が取り組む普遍的なものであり、日本としても現在積極的に取り組んでる活動です。
(外務省HP参照)https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html
日本でも2020年度から本格実施を迎えた新学習指導要領において、「持続可能な社会の創り手の育成」が明記されました。
これを受け、学校での取り組みにはこのSDGsの内容が盛り込まれ始めているようです。
ただ、実はこのSDGsを学校教育に取り入れる、と世界で初めて決定したのは“イタリア”だったというのをご存知でしょうか??
2019年の段階で、イタリアの教育・大学・研究大臣であるロレンツォ・フィオラモンティ氏は6歳から19歳までの教育において、気候変動やサステナビリティについての授業を必修化する、と発表しました。
この法令によって、イタリアは気候変動についての教育を義務付ける“世界初の国”となったのです。
その後、2020年の年明けから教員たちはこの授業のための研修をスタートさせました。
本格的な授業は、2020年9月から開始されています。
授業時間は年間33時間。
およそ1週間に1時間のペースで行われているようで、具体的な内容は、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている、貧困、格差、気候変動などに取り組む17のゴールを軸に構成されているようです。
このような取り組み、個人的にはとてもイタリアっぽいなと感じました!
人のことを愛する国民性ですが、それと同じように、自然のことも愛し、環境を守りたいと考えるイタリア人。
そして、将来のために、まずは教育から変えなければ、とその改革に着手したイタリア。
私たちもできることから、一つずつ取り組んで行きたいと思います!
イタリアの“教育“といえば、レッジョ・エミリア・アプローチ。
この幼児教育が有名なレッジョエミリアにも語学学校があり、レッジョアプローチの施設見学など、独自の教育法に触れることができます。
ご興味ある方、ぜひお問い合わせください!
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