2022.04.17 コラム ヴェネツィア・フェニーチェ劇場 見学体験談
Ciao!
皆さん、こんにちは!
以前のスタッフ留学体験談のコラムにて、ヴェネツィアを訪れたことについて少し触れましたが、今回のコラムでは、その際に訪れたフェニーチェ劇場(Teatro La Fenice)と劇場見学の様子について現地で撮影した写真と一緒にご紹介したいと思います!
フェニーチェ劇場は1792年開業された歴史のある劇場で、有名なサン・マルコ広場やアカデミア橋の間辺りに位置しています。
イタリア語でfenice(フェニーチェ)は不死鳥を意味し、この名前は、1773年に火災で焼失したヴェネツィアのサン・ベネデット劇場の後継の1つとして創建されたことに由来します。
そのような経緯で建てられた劇場なのですが、なんとその後、このフェニーチェ劇場自体も1836年と1996年の2度にわたって火災により全焼してしまうのです。
けれども火災の度に再建がなされ、現在もイタリアの主要歌劇場の一つとして、毎年さまざまな演目が上演され、まさに「不死鳥」の名にふさわしい劇場と言っても過言ではないのではないでしょうか。
劇場の運命を予期したような名前で、なんとも不思議ですね…!
ヴェルディの「椿姫」をはじめ、ロッシーニやベッリーニといったさまざまな有名作曲家のオペラ作品がこの劇場で初演されています。
フェニーチェ劇場は、開館時間内であればリハーサル時などを除き、見学をすることができます。
見学ツアーの入場料金は一般の方で11ユーロ(※4月14日現在)ですが、その他年齢や人数などによって割引もありますので、詳細はフェニーチェ劇場のホームページをご確認ください。
私が訪れた際には、予約をしていなかったのですが、受付で入場料金を支払い、待ち時間もなく見学ができました。
劇場内は金色の装飾がなされ、とても豪華で贅沢な空間でした。
また、天井画もとても綺麗でした。
私も訪れた際には、豪華な劇場内の様子にとても感動し、息をするのも忘れるほどでした…!
こんな素敵な劇場でいつか自分も演奏してみたいな…と胸が高鳴ったのを覚えています。
館内には、有名なソプラノ歌手Maria Callas(マリア・カラス)についての常設展もあり、貴重な展示品の数々を見ることができます。
こちらの見学ツアーの料金にはオーディオガイド利用費も含まれており、イタリア語、英語、日本語を含む10か国語のガイドの視聴ができます。
また、専用アプリからも無料のオーディオガイドの利用が可能です。
皆さんもヴェネツィア観光の際には、フェニーチェ劇場にも足を運んでみてはいかがでしょうか♪
公式ホームページでは、上演スケジュールも掲載されておりますので、ご興味のある方はそちらもご覧ください。
■フェニーチェ劇場 公式HP
https://www.teatrolafenice.it/
■公式HP フェニーチェ劇場見学ツアー情報
https://festfenice.com/visita-il-teatro
■公式HP フェニーチェ劇場上演スケジュール
https://www.teatrolafenice.it/calendario/
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