イタリア滞在中に役立つ『イタリアのマナー』例。日常生活や食事シーン別に徹底解説! | イタリア留学専門のアドマーニ
イタリアに住むということは、現地の生活様式に従うということです。日本と勝手が違うのは当たり前ですので、ある程度のマナーを事前に頭に入れて...
皆様こんにちは!Buongiorno a tutti!
当サイトのイタリアのマナーに関するページで、イタリアでのチップについて触れていますが、、、
イタリアに住むということは、現地の生活様式に従うということです。日本と勝手が違うのは当たり前ですので、ある程度のマナーを事前に頭に入れて...
今回は、イタリアのレストランで働いておりました私の経験談からもう少し掘り下げたイタリアのチップ事情をご紹介させて頂きます!
まず上記ページでご紹介した通り、イタリアのレストランではサービス料金としての金額が最初から会計に含まれています。レシートに書かれている“Coperto”(コペルト)という項目で、大体一人につき1~3ユーロ程度です。(高級店などで5€以上取る店もあります)
これがいわゆるチップのようなものなので、イタリアのレストランで食事をした際にチップを払う必要はありません。
私はイタリアにあるレストランでホールスタッフとしてフルタイムで働いていましたが、チップを払ってくださるお客様というのは体感で10~20%くらいの方だったかと思います。この数字からも分かるようにチップを払わなくても本当に全く問題はありません。
払ってくださる場合の金額は大体5~10€で、たまに20€、ごくまれにそれ以上をくださる方がいる印象でした。
ちなみに私は最大で50€札をチップとして受け取った事があります。私が働いていたレストランには“チップは全額を店に入れた後、レストランの全スタッフで山分け”という決まりがあったので、その50€が私の懐に入ることはありませんでしたが…。(笑)
ちなみに私が話に聞いた中でのチップの最大金額は、とあるレストランの女性スタッフを大変気に入った方が彼女に渡した4,000€という高額なのですが、そのレストランは私が働いていたレストランと同じ決まりがあったそうです。店のオーナーは決まり通り全額を店に入れるように要求しましたが、彼女はそれを拒否しそのまま店を辞めたそうです。(笑)
さてここまでお話した内容はイタリアで昼食や夕食をする場合になります。朝食はどうなるでしょうか?
イタリアで朝食というとバールでカプチーノやエスプレッソと共にクロワッサンやコルネットなどの菓子パンや生搾りオレンジジュースなどが定番です。
この様な朝食時の会計に、昼食時や夕食時のようなサービス料金が含まれていることはまずありません。ですが、チップの必要もありません。
昼食や夕食のようにちゃんとした食事やサービスを提供するわけではないのでそもそもサービス料が発生しないという理解なのでしょう。
私の働いていたレストランはバールとしての朝食も行っているレストランでしたが、朝食時にチップを頂いたことは一度もありません。安心してイタリア式の朝食をお楽しみください!
(テーブルに着席すると朝食でもサービス料を取る高級店もないわけではないので、観光地では先に確認するなどご注意ください!)
朝食に関しても一つ余談があります。
ある日本人男性がイタリアに住む彼女に会うために滞在した時の事。彼はイタリアのチップのルールなどよく知らなかったらしいのですが、毎朝同じバールで朝食を取られていたそうです。注文するものも毎日同じで、カプチーノとチョコクリームの入ったクロワッサンを頼んでいました。会計はおそらく10€にも満たなかったであろうと思いますが、彼は毎朝50€札で支払い、おつりは受け取っていなかったそうです。数日後から彼がそのバールに入ると、何も言わずともすぐさまいつも注文しているものを店が出してくれるようになったそうです。店にとって彼がどれほどの上客だったのか、うかがい知れると思います…。(笑)
いかがでしたか?
イタリアで食事をする際にチップについて気にしておかなければならない事はほとんどありません。
ですがレストランで店員さんに特別の感謝を伝えたい時はこっそり本人にチップを渡すのもいいかもしれませんね!
イタリア留学をお考えの方はぜひアドマーニへお問い合わせください!あなたのご連絡お待ちしております!