2020.01.27 イタリア文化 解説!カーニヴァルって何を祝うの?
Buongiorno!
みなさん、こんにちは!
寒い日が続きますが、みなさんお変わりないですか?
暖冬とはいってもやはり朝晩は冷え込みますね(´ω`)
布団が恋しくて仕方ない今日この頃です。
さて、そんな寒さも吹き飛ばす2月のイタリアのイベントといえば・・・、
皆さんご存知のヴェネツィアカーニヴァルですね!
ヴェネツィアカーニヴァルは世界三大カーニヴァルの一つにも数えられ、
毎年約300万人もの参加者が集まるといわれるビッグイベントです。
面妖な仮面や華やかな世界観を楽しみに、この時期を狙って渡航される方も多いのではないでしょうか?
さて、そんなカーニヴァルは日本人からすると単なるお祭りという印象が強いですが、
実はその背景にはキリスト教との深い関係がある宗教的なイベントです。
今回はカーニヴァルの意味について解説致します!
カーニヴァルとは日本語では「謝肉祭」とも呼ばれ、
「四旬節」=「肉を断つ節制期間」の前に盛大に開かれるお祭りです。
・・・こちらも何だか聞きなれない言葉ですね。
「四旬節」とは「復活祭(=イースター)」の前に行われる節制期間のことで、
この期間中、キリスト教徒は約40日の断食をします。
これはイエスが荒野で40日間の断食をしたことに倣った行いだそうです。
ちなみに断食といっても現代においては完全に食事を断つのではなく、十分な食事を控えてこの期間を過ごす方が多いようです。
また食事の節制以外にも、慎んだ行動を心がけたり、慈善事業に努めたりなど、心身を清める行いもします。
そして心身ともに穢れをおとしたうえで、カトリック教の中でも最重要であるキリストの「復活祭=イースター」を迎えるのです。
つまり謝肉祭は食事を慎む四旬節の前に、肉に感謝しながら思いっきり食事を楽しむ日なのです。
今でこそだんだんと宗教色が薄れてきているものの、思う存分食べたり飲んだりする文化は根強く残っていますね。
また飲食以外にも、仮装をしたりパレードをしたりと、様々な形でカーニヴァルの文化を楽しむことが出来ます。
この文化が、日本人が持つカーニヴァル=祭りという印象に繋がっていったのでしょう。
ちなみにそんな憧れの街ヴェネツィアですが、もちろんご留学が可能です!
ヴェネツィア本島の旧市街に位置するIstituto Venezia (学校紹介)は、物価が高いと言われるヴェネツィアとは思えない安心価格で滞在することが出来る人気校です。
レッスンの質もイタリア文部省に公認されている程しっかりとしており、また殆どの生徒や講師と顔見知りになれるほどアットホームな環境なので、イタリアが初めての方でもすぐに打ち解けることが出来るでしょう!
「毎日の通学路が世界遺産の街並み」という、夢のような留学生活が出来る学校です♪
気になる方はお気軽にお問い合わせくださいませ!
それでは、また来週!Ciao ciao!
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