2013.12.18 コラム&ブログ La cucina italiana
クリスマスが近づき、本当にどこを歩いてもクリスマス一色です。
家の中でもクリスマスの飾り物をしたり、クリスマスの時期に食べる食べ物を作ったりと、さすがキリスト教本場の地だなぁと感じるものです。
こちらはうちの自宅の中。マンマがクリスマスっぽくしなきゃね〜と、こんな感じにしてみました。
これでキャンドルなんてつけたらキレイですね、なんてマンマに言うと、キャンドルは危ないので使いたくないって。
何のためのキャンドルなのか・・・
えっと、さて、今日はうちのマンマが作るイタリア料理についてご紹介。
現在日本でもそうですが、イタリアの若者が自宅で料理をしなくなってきていることが問題になっています。
ファーストフード店だったり、手軽に食べられるお店やスーパーが増えてきましたしね。
日本なんてとくに、料理しなくたって外なり買ってくるなりして食べれてしまいますからね。
でも食文化だって国の財産。守っていかないといけないもの。作らなくなってしまうともちろん伝統的料理の味すら分からなくなります。
イタリアには各地で様々な伝統料理が食べられています。各地気候や風土異なるため、食材を保存するためだったり
その土地でよく収穫される食材をどのように活かすかだったりと、目的があって料理が成り立っています。
今後は各地の料理を少しずつ紹介していきたいと思っています。
今の時期食べられる伝統料理として、「バッカラ」という食べ物があります。
これはタラを干して塩漬けにしたものです。塩漬けというか、塩で固めたというか、塩まみれです(笑)
これは魚を長期保存するための古人の知恵ですが、冬の時期にはこういった食材を使って様々な料理を作ります。
先日食べたバッカラの料理がこちら。
これはバッカラで作ったスープにお米のような形のパスタを入れた料理です。
バッカラ自体に塩味が効いているので、塩味と魚の甘みとパスタの優しい味が混ざって非常に美味しかったです。トマトも少し入っています。
バッカラは今の時期非常によく食べられているため、イタリアのメルカート(市場)に行くと必ず見つけられます。
是非足を運んでみてください!
イタリアはシンプルで素材の味を100%活かした料理が得意ですよね。
そしてトマトの味が濃い!
これは本当にシンプルですが、キノコとサルシッチャ(ソーセージ)のトマトパスタです。
こんなシンプル料理でも本当に味に奥深さを感じるのは素材の味が濃くて美味しいからなんでしょうね。
これは各地どこでも食べている料理なので伝統料理という訳でもないですが、シンプルなこういった料理こそイタリアしかない独特の味があることを知って頂きたいと思います。
イタリアに行ったら是非、このシンプル料理と伝統料理を必ず味わって頂きたいと思います。
滞在がもっともっと楽しくなりますね!
この記事を読んだ方にオススメの記事
新着情報
コラム&ブログ
- イタリアで言われたお茶目な冗談 2024/11/21
- イタリアの漫画って? 2024/11/19
- 京都産業大学にてゲストスピーカーを担当しました! 2024/11/17
- Che Pacchia@麻布十番 2024/11/14
- ペルージャのEUROチョコレート祭り2024 2024/11/12