2013.12.28 イタリア文化 コラム&ブログ パネットーネとパンドーロ
パネットーネ派か、パンドーロ派か??
クリスマスの朝テレビをつけたら、こんな質問を街頭インタビューしていました。
パネットーネ、パンドーロ、既に聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
これはイタリアでクリスマスの時期に必ずと言っていいほど食べられるパンです。
パンと言っても甘い、お菓子に近いですかね。
日本でもパネットーネを見かけたことがあります。パン屋さんだったか、お菓子屋さんだったか。
ふんわりとパンのようなもので、パネットーネは中に乾燥フルーツが入っているもので、パンドーロはシンプルで中には何も入っておらず、粉砂糖をかけて食べます。
イタリア人でも、パネットーネ派かパンドーロ派で分かれるようですが、
私は断然パンドーロ派です。(聞いてない?)
クリスマスプレゼントとして、シャンパンとセットになって売っているものをよくプレゼントしたりするのですが
市販のものはものすごい種類がありチョコレートが入っているもの、チョコレートがかかっているもの、大きさも小さいものから大きなものまで、多くのお菓子メーカーが数々の種類のパンドーロやパネットーネを販売しています。
今の時期スーパーに行くと、これを見かけないことはないでしょう。
現在も山のように売られています。
さて、手作りが大好きなイタリア人、マンマの味が大好きなイタリア人、
どうしてこれらパンドーロやパネットーネを自宅で作らず、みな外で購入するのか?
ふと疑問に感じました。
だってパスタだってあんなに市販で売られているのに、自宅ではよく手打ちパスタ作っているんですよ?
お菓子やケーキだって、基本手作り。あまり外で購入しません。
ディナーに呼ばれたから手みやげにお菓子でも、という時にパスティッチェリアでお菓子を買って持っていくくらいじゃないでしょうか。
パンドーロやパネットーネ、自宅では絶対に作りません。必ずお店で買います。
不思議じゃないですか?
そのどうってことなかもしれない質問を、友人に問いかけてみたところ意外な答えが!
「パンドーロやパネットーネって、作るのすっごく難しいんだよ、発酵に2日くらいかかるんだから」
と言われました。パン系に強いイタリア人ですが、これだけは非常に作ることが難しいようで。
うまくいかない場合も多いんですって。
そうすると手作りのパンドーロ、パネットーネ、食べたくなっちゃいました。
でもどこで手に入れよう、マンマは作らないと言っているし。
とクリスマスの日のお昼、親戚揃ってランチをしていたら、食後になんと
パネットーネ!!!
そしてこれ、親戚の方の手作り!
というのも彼はパスティッチェリアで働いており、お菓子を作っている方なので作れるとのこと。
そしてま色々とデコレーションされて美しい!
思っていたよりも早く手作りパネットーネにありつけました。
食べると市販よりもふわっふわ。しっとりしていて本当に美味しい。
待ってましたー!
あっという間にみんなで食べられてしまいましたが
中はこんな感じです。(食べた後で申し訳ないです)
チョコレートが入っていました。
そして最後に、なぜかナポリの郷土菓子であるRoccoco(ロッコッコ)
ロッコッコってカワイイくないですか?笑
ロッコッコって言われた時にハワイの何かかと思っちゃいましたよ。
とっても甘いけど、美味しかったです。(チョコレートの方はむしろ甘過ぎで食べれませんでしたが…)
日本でもパネットーネやパンドーロを見つけたら是非食べてみてくださいね!
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