2014.09.07 コラム&ブログ イタリアの留学先選び【北イタリア?南イタリア?】
Ciaoooo!!
イタリアは近年デジタル放送になってから、
何百のテレビ番組が見れるようになり
何を見たらいいかもはや分からず、最終的にいつものRai(イタリアの国営放送)ばかり見ている今日此の頃。
そして先日お茶でもしに近所の仲良しおばさまの所に行ったら、
「これ見てる?料理専門番組!17時からのこの子が本当に素晴らしいお菓子職人なのよ〜。見て、このケーキ、凝ってない?」
と半ば無理矢理テレビの前に座らされて見せられた番組は
「Alice」と呼ばれるチャンネル、221チャンネル。
お、面白い!
食べること、料理を見ること、作ることが好きな私は、この番組の存在を知らなかった自分を悔いたことと(そんなに?)
帰ったらすぐに見て、しかもこのチャンネルが出している雑誌を買うことを心に誓い、帰宅。
さっそく自宅で221チャンネルをぱちり。
おーーー!Alici…じゃなかった(それはイワシだ)Alice!!!見れるじゃないですか、自宅でも!!!
そして早速、翌日朝から晩まで、テレビをつけてはこの番組を見る生活がはじまりました。
なんと昼12時には、なんとイタリアで有名なポルノスターが谷間をざっくりと露出して料理の先生と一緒に調理するという番組もあり(爆)。
お昼ですよー。
ニュースが見たい?
いや私は料理が見たいんですっ!と、最近はこってりAlice漬けとなっている2014年の夏….
もう秋の匂いがやってきましたね。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?(今までのは前置きだったのかい!とつっこみをお願いします)
イタリア留学相談の中で、まず一番先に決めなくてはならないことって何でしょう?
それは留学する街選びです。
もちろん行く時期や予算などもあると思いますが
まずはイタリアのどこに惹かれて、どうしてイタリアに行きたいのかを詳しくお伺いし
ご本人に合ったイタリアの街を紹介していくことから相談をはじめていたりします。
街選びって本当に大事で、留学はフィレンツェやミラノ、ローマだけではなく、
イタリアほぼ全土、北から南までだいたいの都市に留学は可能です。
それぞれの街の特徴が異なるのはさることながら、
大きく分けて、まずは北イタリアと南イタリアの違いが挙げられるでしょう。
北イタリアと南イタリアの違い….それってどんな違いなんでしょうか?
北も南も住んでみた結果、若干個人的な視点ではありますが、下記おおまかに特徴をあげてみました!
【北イタリアのおおまかな特徴】
おとぎ話のようなヨーロッパ中世の世界が残っている
イタリアのアートの世界が垣間見える(特にミラノやフィレンツェ)
少し寒い
繊細な雰囲気
バターを使った料理が多い上、野菜よりお肉をよく食べる
ワインの種類が豊富
方言は話すものの、基本的に年配もしっかりイタリア語を話している
交通が南に比べ整っている
雨が多い
プライバシーを尊重する人が多い
物価が若干高い
【南イタリアのおおまかな特徴】
イスラムやトルコ、ギリシャなどの他の地域の影響を受けた建物が多い
北に比べて若干温暖。でも湿度は高い
おおざっぱな雰囲気
魚や野菜と使った食べ物が多い。オリーブオイルを実に多用
方言が強く、年配は方言しか話せない方もいる
チーズはモッツァレラチーズなど熟成したチーズではな生のチーズをよく扱う
夏は雨がほとんど降らず、冬は雨が多い
おせっかいで人懐っこくおしゃべり好きの人が多い
交通の便が悪く、時間にルーズ
物価が安い
色々と例などもあげるとキリがないのですが、ざっと言うとこんな違いがあります。
そして北イタリアの人は南イタリアの人を好まず、南イタリアの人は北イタリアを好みません。
お互い敵対関係にあるようです。
それはかく言う、体質が全く異なるからなのでしょうね。
アングロサクソン系の血を引く北イタリア人、ラテン系の血を引く南イタリア人、
ローマ時代からなんとかうまくやってきたものの、やっぱり体質が異なることに変わりはなく、どうも馬が合わないようです。
いつかの有名な、かのイタリア元首相であるベルルスコーニ氏は、本気で北イタリアと南イタリアを国として分けて、
北イタリアをイタリアとしちまおうぜ♡と本気でノリノリになっていたことがあります。
南イタリア人は税金を払わない、仕事もしない、北イタリアの経済収益と税収でイタリアは成り立っている、南イタリアは国の損益しか作らない!
という主張でした。
全く否定はできないことも事実。
北イタリアと南イタリアは全く違う国なのでは?と思うくらい文化や習慣、考え方が異なるところも多いのです。もちろん南イタリア人が激怒して、その話はなくなったのは言うまでもありません(笑)
こういうと、なんだか南イタリアが悪いみたいですが、南は南なりの主張もありますし、ちゃんと働いている人もたくさんいます!
ちょっぴりゆーっくりの人が多いだけなんですよね。ちょーっぴりかな。
まずは自分自身がなぜイタリアを好きになったのかを考えて頂きたいです。
イタリア料理、デザインやアート、イタリア人の温かさや人懐っこさ、美しい街の雰囲気、イタリア語の魅力、イタリアの歴史や文化…
何が好きなのかによって、まずは南に行った方がよいのか、北に行った方がよいのか
だいたい見極めがついてきます。
そこで北イタリアならこんな街に留学ができます、こんなことができます、南イタリアならこんな魅力もあります、
などなど、イタリアを良く知る私達アドマーニスタッフが丁寧に相談もさせて頂きますし
こんな街に留学は可能?ということもご相談させて頂きます。
まずはイタリア留学の街選びに迷ったら、まずは北と南の違いなどにも触れてみて頂き、
直感で感じる好きな方を選んでみてはいかがでしょうか?
そこから新たな留学の一歩が踏み出せるはずです。
こんな北と南の違い。
直感的にどちらに興味がありますか?
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