2015.03.04 コラム&ブログ 新企画:料理教室「Cucina adomani Vol.1」のレポート
Ciao a tutti!
天気が良くなったり悪くなったり、そんな日が続きますが
春も間近!
あとちょっとでポカポカの陽気が訪れるのかと思うと、考えただけでウズウズします。
いや、もしろ夏の燦々とした日差しがその後さらに待っていると考えると、さらにテンションが上がります。
冬よ、Vai viaaaaa!(あっちいけーーー)
少し春めきたってきた最近、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
アドマーニでも初の試みとして、料理教室をやりました!
LCIの松山さんのご協力のもと、フリウリ料理という珍しい料理を教えて頂けました。
松山さんは、私達も大好きなイタリアの語学学校、スクオラレオナルドダヴィンチの日本における窓口も
担当されていらっしゃる方。
ですがソムリエでもあり、イタリア食材を販売、カフェ経営、そしてイタリア語教室まで手広くやられていらっしゃる
イタリアのエキスパートとも呼べる方です。
お美しく、そして話すとどこかイタリア人を感じさせる素敵な方です☆
ところでフリウリって??と思われる方もいらっしゃると思いますが、
分かりやすく言うと、
ヴェネツィアの右側です、はい(簡潔すぎましたでしょうか)
あの地域は昔はイタリアではなかったので、スロベニアの異国文化とイタリアの文化が混じり合った
非常に興味深い地域です。
実は友人がそこに住んでいるのですが、なんとCiao!の挨拶が「Mandi!」(マンディ!)と言うと聞きました。
なんとも異国感たっぷり!
そんな場所の料理が学べるなんて、本当に貴重な機会でした。
今回初の試みだったからか、多くのお客様がいらっしゃった訳ではなかったのですが
その分こじんまりと、ワイワイ色々な話をしながら、とっても楽しくやらせて頂きました。
そしてまずはしょっぱなから、松山さんお手製のリコッタチーズの薫製が登場!
ひゃーリコッタチーズから香しい薫製の香りが!
これを最後にデザートにかけるんですって!どんな料理になるのでしょう〜
この日作った料理は
●Chifeletti(キフェレッティ)
●Zuppa Zuf(カボチャとトウモロコシのスープ)
●Cjalsons(カルソン)
名前が既に刺激的っ(笑)
パスタ生地に使うのは、もちろんイタリアのナポリの小麦粉!
このような食材が簡単に用意ができてしまうのも、さすが松山さんといったところですね。
みんなで捏ねまくり〜の、のばしまくり〜(もちろんこの間かなりの談笑あり)
そして、できたカルソン!
ぎょ、ぎょう…?と口にしてはいけないワードを言ってしまいそうになりましたが
イタリアで言うところの、ラビオリですよね。
これ、この後茹でたんですっ!
そしてしかも、デザートなんです!(興奮し過ぎ)
中にじゃがいも、ハーブ、シナモンなどが入っていて、これにあの薫製チーズをかけるとは。
もう刺激的すぎて興奮です。味の想像がつきませんー。
松山さんや私達アドマーニスタッフは、常にイタリアのおもしろネタ、うんちくをご紹介しながら進めていくので
本当に盛り上がりました☆
手慣れた松山さんの料理レッスンも非常にスムーズ。
ひとつひとつ詳しく説明してくれるので助かりますね。
そしてキフェレッティもあと一歩〜!
これを揚げたら完成です。
かぼちゃととうもろこしの粉(ポレンタ)で作ったスープもできて、
早速お待ちかねの試食タイム♡
Tataaan♪(イタリア版じゃじゃーん)
ここに松山さんお手製のトスカーナパンも登場!
これが手作りで優しいお味。塩が入っていない独特のパンなので、さっぱりとして、味の濃い料理に合うんですよね。
ワインは珍しいフリウリの赤ワインを頂きました!
とんでもなく美味しかったのを覚えております。
飲むことを確実に優先にしてしまっていたからでしょう、エチケットを取るのを忘れました…
激しく後悔であります…
カボチャととうもろこしのスープは、むしろポレンタなので、
けっこうどっしり!
でもかぼちゃとポレンタの優しい味で、本当に美味しかったです。
またキフェレッティも、オリーブオイルで揚げているからか、さくっとさほど重たくなく
じゃがいものさっぱりとした味。揚げたては美味しいですね〜。
そして最後はお待ちかね、カルソン!湯でラビオリのデザートです。
写真は胡椒をかけていますが、本当に味が想像つきません!
食べてみると、ふわっとシナモンの香りとハーブで、甘過ぎない、でもドルチェと言ったらドルチェ、でも
おかずでもいけるな、うーむ…と、ぐるぐる頭の中で色々な考えがまわりにまわり、
気がついたら皿が空いていました(笑)
非常に面白い料理です。私には大好きな味です。
松山さんは実際フリウリに赴いてこれらの料理を学んだと仰っていました。
なので実際に見てきたフリウリのこと、文化や歴史の背景など、様々なことを語ってくださり、非常に勉強にもなりました!
しかしイタリア料理、各地で全く食文化が異なるので、改めて興味深いなぁと
しみじみ感じたのも言うまでもございません。
現在私はイタリアから日本にアドマーニのために一時帰国中ですが
日本から見たイタリア食文化を改めて考えるところも多いです。
日本では残念ながら本当に本当のイタリア料理は学べないと思っております。
なぜならイタリア料理は土着文化とセットですから。
こういった各地の背景にある文化、歴史を学びながら学ぶイタリア料理こそ
ようやくイタリア料理の神髄に触れることができると改めて思います。
自分もイタリア料理をこよなく愛する者の一人として
イタリア全土(ほぼ…ですが)料理留学をもっと多くの方々にして頂きたく、
できる限りのことはやらせて頂いております。やはりイタリア料理を本格的に学びたい方は
是非現地で学んで頂きたいです。食材、味も「ひゃー」ってくらい違ったりします。
それでも今回も松山さんが、日本にいながらにして、
かなりイタリアのそれに近づけてくださっていました。
本当に関心です。
今回ご参加頂いたお客様、本当にありがとうございました!
イタリア料理がお好きな方、
今後も松山さんとコラボした料理レッスンを行いますので
お気軽にご参加ください♪
イタリアを良く知る松山さんだからこそできるレッスンです。
次回をお楽しみにー!
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