2017.01.08 コラム&ブログ イタリアのCapodanno
Buon anno nuovo!!!
明けましておめでとうございます。
2017年も、皆さまにとって健やかで幸せな年となりますように。
どうぞ宜しくお願い致します。
数日前までイタリアにおりまして、
「Buon anno!! Auguriiiii!!!」というハイパーテンションで新年の挨拶をし合うイタリア人と
「明けましておめでとうございます、今年も・・・」と深々お辞儀をして、慎ましく挨拶をする日本人。
特にお正月のテンションのギャップには、毎回おどおどしてしまいます。
今年のお正月はローマで過ごしたのですが、
私の想像以上のどんちゃん騒ぎ。
どんちゃん騒ぎといっても、酒瓶を持って酔っぱらって踊りまくりの和なるどんちゃん騒ぎのイメージとは全く異なるのですが、
とにかくうるさい。の一言。
ローマでは、某美人ローマ市長、ラッジさんが
「ローマはお金ないんだから、娯楽禁止ですっ!ぷんっ!」(と言ってはいないと思うが)と、毎年恒例の年越しコンサートやら
各地イベントを禁止しました。
そんなわけで、私は新しいローマのしっとりとおとなし気な年明けを期待しておりました。
…いやいや、そんなことではめげないローマ市民。
12月31日の昼間から、フライング爆竹音が30分に1回くらいは聞こえており(待ちきれないローマっ子)
嫌な予感こそしておりましたが、
0時を回ると、
ローマ中が花火、爆竹、大音量の音楽。
プロセッコを開けて「ひゅーーー♪」と盛り上がる、結構よい年齢のおじさまたちに、プロセッコを注がれ
かんぱーい!
半ば無理やり「投げろ、やってみろ!」と爆竹を10個も束で手渡され
ほぼ強制的に爆竹を投げさせられていた際に、ふと、
「やはりイタリアと中国が少し似ているかも。。。」と思ってしまった心の声は、心の中の奥の奥の奥の方にしまっておいたのでした。
ドンパチとひとしきり騒音を奏でたあと、
冷静な女子たちは、「寒い。もういいわ、中に入らない?あたし入るわ。」と
ぞろぞろ家の中に戻るという。
置き去りにされる男性陣(笑)
女子たちはやはり、とりあえず的な感じで男子の「ひゃっほーう」のテンションに付き合っていたというのか。
イタリアの正月、盛り上がるのは男子のみ説浮上しました。
その後家に戻り、レンズ豆とコテキーノと呼ばれる豚の足の部分を使ったソーセージのスープを食べます。
イタリアのお正月料理です。
(写真撮るの忘れましたが、すごーく美味しいです)
食べつつ、話は盛り上がり、皆が帰宅したのは2時半。
皆、1時過ぎくらいからアクビしているのに、なかなか帰らないのがイタリア人。
あれ?もう眠いんでしょ?帰ろうよーって気になっているのは、おそらく日本人くらいでしょうね。
私はもう最後の方は、全くみんなの話が耳に入ってきておりませんでした(笑)
日本と全くことなるイタリアのお正月。
個人的な意見ばかり書いてしまいましたが、明るく大騒ぎして盛り上がりたいという、根っから明るいイタリア人たちの
伝統的なこのお正月は、日本人は一回は経験してみて頂きたいですね。
日本と全く異なるため、こうした面白い発見がたくさんあることと思います!
みなさま、日本もイタリアもとーっても寒くなりましたので
風邪をひかないように温かくお過ごしください!!
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