2020.02.24 コラム 留学お役立ち情報 春の留学では注意!イタリアの花粉症事情
最近暖かい日が続き、なんとなく春の訪れを感じ出しましたね。
寒さの終わりが見えて嬉しい反面、この時期辛くなるのは花粉症です。
イタリアでも春先から花粉症が流行りだし、威力もまた日本より強烈・・・。
今回は春から渡航される方に知っておいてほしい、イタリアの花粉症事情についてご紹介します。
イタリアにも花粉症は存在する?
花粉症はイタリア語で「Allergia ai polline(アレルジア・アイ・ポッリネ)」といいます。
そう、残念ながらイタリアにも花粉症は存在するのです・・・。
日本と同様に、3月下旬から5月中旬くらいにかけて花粉はピークを迎え、街中ではクシャミや鼻水をかむ人が増えだします。
定番の花粉としては、「betulla(ベトゥッラ/樺の木)」、「graminace(グラミナーチェ/イネ科の植物)」などがよく挙げられますが、特に悩まされる花粉は「pioppo(ピオッポ)」というポプラの木のものです。
ポプラは背の高いスリムな樹形が特徴的な木です。
イタリア全土に自生しているので、見たことがある人も多いのではないでしょうか?
このポプラの木は丘陵地だけでなく、路上や公園やサッカー場など、市街地にも植わっています。
そして春になると直径4センチほどのタンポポの綿毛のような花粉を撒きだし、風にのりながら街中を飛び交います。
※イメージです
この花粉、女性にとっては肌荒れの原因にもなってしまう悩みの種でもあります。。。
また野山や郊外に行くと、このピオッポの綿毛が地面一杯に絨毯のように広がっている地獄のような光景が広がっていることもあります。
対策をせずにピクニックへいくと、大変なことになることも。。。!
イタリア人の花粉症対策
イタリア人スタッフに聞いたところ、大体の人は薬局で薬を買っているそう。
薬が必要になったら薬局で「antistaminici(アンティスタミニチ/抗ヒスタミン薬)」をくださいと言えばOKです。
これらは処方箋なしでも買うことが出来ます。
スタッフも春に滞在中、イタリアのアレルギー薬を購入したことがありますが効き目は抜群でした。
ただ体との相性などもあるので、薬は出来るだけ日本から持って行った方が良いでしょう。
ちなみに、オリーブオイルを使った民間療法などあるのかと少し期待しながら尋ねましたが、やはり現代医療が一番良いとのことでした。残念!(笑)
マスクはしない方が無難?
花粉症対策として日本人ならマスクが真っ先に出てくるかと思いますが、イタリアでは花粉症に限らず風邪などの際もマスクは全くしないようです。
(そもそも売っているお店が極々少数です。)
今はコロナの影響もあり少しは着用している人もいるのかと思いましたが、
「マスクをつける=病気の人」だと認識されてしまい、あまりいい顔はされないそう。
2020.02.14イタリア現地情報:コロナウィルス(新型ウイルス肺炎)の現状
https://www.adomani-italia.com/blog/news/korona/
旅行をする際は飛行機までは仕方ないにしても、現地ではマスクを外した方が無難でしょう。
花粉事情はなかなか大変ですが、イタリアの春は花も咲き乱れ、気候も穏やかになり、
観光やピクニックなどに最適なシーズンです。
渡航の際はしっかり花粉対策をして、イタリアの春を楽しみましょう!
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