2014.07.11 留学お役立ち情報 日本からイタリアへ荷物を送ってみよう
Ciao a tutti!
フィレンツェのとある語学学校の授業を見学させてもらった際の自分のメモを改めて見たところ
「全員生徒が美男美女」
と、授業とは全く関係のない情報を、やや大きめになぐり書きしていたところを見つけて、
自分で笑ってしまった今日此の頃…
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
しかし強烈な台風がきていましたが、強烈な暑さと湿度をしっかりと残して行ってくれましたね。
夏、到来!といった気候ですね。
今日はご質問が非常に多かった「日本からイタリアへの郵送」方法について書くことにします。
なかなか書けなくて申し訳ありませんでした!
長期留学をするのに、飛行機に23キロだけの預け荷物だけでは心寂しいですよね〜。
あれもこれも持っていきたい!と思っていても、結局重量オーバーで泣く泣く持っていく予定だったものを
置いて行かなきゃいけなくなった方も多いはず。
じゃ後に郵送で送ってもらえばいい!って思いたいところですが、
悪名高きイタリアの郵送事情….自分の荷物が日本から無事にイタリアへ届くのかっ!?と、どうしても荷物を送る気になれないのが
現実だと思います。
ところがですね、ちょっとしたコツがありまして、
それをしっかり押さえていれば、厄介なことにならず、比較的問題なくイタリアの届け先に到着してくれます。
私はちなみに5回くらい日本からイタリアへ荷物を郵送した経験があります。
すべて2週間程度でしーっかり届きました。
でも届かない場合というのは、やはり一番の原因は「税関」でひっかかる場合です。
だいたい日本から荷物を送ると、割とすぐにミラノのメルペンサに到着しています。
でもここからが長い…
5日経過、10日経過しても、ま、まだマルペンサ?!ということがしばしば。
日本郵政のHPにも書かれておりますが、「イタリアは税関検査の強化に伴い、配達に多くの日数がかかっています」と
既に言われています。そもそも仕事のペースがただでさえ遅いイタリア人なのに、税関強化なんてしたもんだから
相当時間がかかることは覚悟をした方がよいということなのです。
1度だけ、なーんにも考えずに日本からイタリアの家族へ、そのまんまクリスマスプレゼントを梱包して
送ってしまったことがあります。どうして何も考えずに送ってしまったんだろうと未だに謎です。
中身をプレゼントであることを正直に書いて、なおかつ美しいラッピングの状態で
ばっちり「プレゼントやで!」と言わんばかりの状態で送ってみたところ、
受け取ったイタリア人家族(そのときたまたま家族のお父さん)が、配達員に
ばっちりと関税として30ユーロと請求されて、支払わなくてはいけなくなってしまったことがあります。
プレゼントを送ったのに、結果お金を支払わせることになるなんて、本当に最低なわたし…ごめんよ父ちゃん(泣)
ではなぜそういうことが起こってしまったのかというと、
商品が新品で、イタリア国内で販売してもおかしくないとみなされてしまったからなのです。
要はそのような商品であると思われないように工夫して送る必要があるのです。
じゃどうするかと言うと、
•自分の私物であることを証明する
•高価なものではないように見せる
•中身が怪しいと思われないようにする
ここがポイントです。
イタリアへ荷物を送る際、郵便局では
EMS(国際スピード郵便)
国際小包(航空便、船便、エコノミー航空(SAL便))
上記いずれかの郵送方法になります。
やはり少々お高いですが、追跡機能のあるEMSがおすすめではあります。
1.まずは丈夫な段ボールに、ビニールや新聞をひき、荷物を詰めていきましょう。そしてしっかりと梱包をしてください。
2.郵便局からもらった国際郵便用の送付状に記入をしていきます。こちらの記入例を参考にしてください。
こちらが実際のEMSの送付ラベルです。日本郵政のHPから引用させて頂きました。
このように住所や宛名は間違いのないようにしっかりと書きましょう。
留学生に関しては、学校宛に送るようにしましょう。
ステイ先にしてしまうと、不在の場合は、不在届けを書いてくれないこともあるので、返送されてしまうことがあります。
3.そして肝心な中身の記載です。
③を見てください。Personal use(イタリア語だとUso Personale)とありますが、こちらは私物という意味となります。特に洋服の類いは、私物であることを強調する必要があります。必ず書くようにしてください。
そして気をつけて頂きたいのは、大雑把に書かないこと。
関税を恐れて、あまり事細かに書きたくないかもしれませんが、あまりに大雑把に、「Clothes」(洋服)だけしか書かなかったりすると、「それ、嘘っしょ。」と疑われて、開けられる恐れがあります。なのでできるだけ素直に書く必要があります。
例えば、日本食でも醤油が入っているのであれな「Soysource 1 200円」と書いた方がよいということです。
その他説明が難しそうな軽めのものなら「snack 10 300円」など。決して「Food」とひとくくりにしない方がよいです。
またそこで注意してもらいたいのが、金額です。
合計の金額が3,000円以内に収まるようにうまく書いてください。
金額はもちろん税関で一番目を光らせている部分です。
自分の洋服は目立つように0円と書くことも重要ですが、それ以外のものを、関税が怖くてすべて0円にしてしまう方がいます。
真っ赤な嘘であることを見破られてしまいますので、インスタントラーメンでも30円くらいにして、少々安めに設定をして0円にしないことも大事なようです。
また怪しい、不思議なものは書かないことです。
イタリア人でも分かるもの(笑)、理解してもらえるものを記入していれば、目をつけられなくなります。
また薬系は絶対に入れないでください!
これで税関から電話がかかってきて、なぜその薬が必要なのかの説明ができないと、日本に送り返されてしまうこともあります(かつて友人がそのような経験をしていました)
4.これら送付状を箱に貼って、送る。(郵便局員が取りにきてくれる場合もあるので地元の郵便局に聞いてみてください)
あとは追跡機能をたどって、今どのへんに着いたかな〜なんて気にしつつ荷物が届くことを祈りましょう!
やっぱり日本食や冬服を後から送ってもらいたくなったりしますので、是非こちらを参考に、日本からイタリアへの郵送にトライをしてみてください。
ただ、やはりイタリアというお国柄、100パーセントは残念ながら存在しません…もし届かないことやトラブルがあった場合は、責任を取ることができませんので、なるべく高価なものや大事なものは入れない、などご自身で上記ポイントを頭にいれつつ、発送をお願いします。
それでは皆様、よい週末をお迎えくださいませ♪
Buon fine settimana!
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