2015.07.08 学校・卒業生へ訪問! ルッカ料理学院訪問レポート
Ciao a tutti!
先週日本に一時帰国を致しました。
梅雨ってこんなに辛いものでしたっけ?
毎日雨で、この湿度… 辛いですね。
プーリアの燦々とした太陽に真っ青の空が既に恋しい今日この頃です。
梅雨明けが待ち遠しいですね!
だいぶ遅くなりましたが(いつもの如く、すみません!)
少し前に行った、ルッカ料理学院の訪問レポートを書きたいと思います。
ルッカ料理学院は、既にアドマーニで正規代理店として、学校の紹介から、長期の生徒さんのサポートを任せて頂いているのですが
そこには理由があるんです。
というのも、イタリアにある数ある料理学校の中で、一番優れていると感じたからです。
そもそも学校長であり、シェフであるジャンルーカ校長のお人柄、そして卒業生の声を聞き、
特に優秀な学校しか提携をしない私達にとって、どうして今までこの学校を紹介できていなかったのか!
と慌てて提携に踏み切った経緯があります。
そんなルッカ料理学院。
噂には常々お聞きしておりましたが、実際に見ないと勧められん!という私達アドマーニの代表として
早速直撃しちゃったのですが、この提携、間違いではなかったと確信致したところであります!
すっごく良かった!!!
ルッカはフィレンツェからゴトゴトと電車で揺られること1時間。
城壁の囲まれたものすごく美しい街で、私も生まれて初めての留学でフィレンツェに行き、到着から3日で強行一人旅をした忘れもしない思い出の場所♡
あのときのドキドキが今も蘇ります〜
そんなルッカ駅に到着。
お迎えが来ていると聞いていましたが、なんと携帯をフィレンツェに忘れるという大失態を侵していたため
学院の誰がお迎えに来ているのやら。見つけることもできず…あわあわ。
と、その時、「かなさぁーん」と呼ぶ声が!
なんと校長のジャンルーカ校長が、流暢な日本語で私を呼んでいるではありませんが。
あまりにも日本語がうまくて、正直思わず吹き出しそうになりましたが
日本のおもてなし精神も忘れないジャンルーカ校長。「どうぞよろしくお願いします」とルッカ駅で深々と丁寧にお辞儀をされるという衝撃。日本語上手すぎです、ジャン校長。
早速車でルッカ料理学院へ。
ルッカ駅から車で10分ほどで到着(その間ジャンルーカ校長の流暢な日本語でルッカの街説明あり)
そこはなんと美しい丘の上に立つ邸宅!
こっちだよーんと私を待つジャンルーカ校長も一緒にぱちり。ジャン巨匠、笑ってよー。
さて、受付のとっても素敵な女性も紹介して頂き、早速レッスンが行われている厨房へ。
入り口にはこんな可愛らしい看板が。
この日レッスンを行っていたのは、噂には聞いていた、かのベアトリーチェ巨匠のレッスン。
この巨匠、フィレンツェの5つ星レストランであるサルバトーレフェラガモが経営しているBorgo San Jacopoの料理長を勤め、クリントン元アメリカ大統領のディナーで腕をふるい、話題にもなったというとんでもない経歴の方。
今はいくつかのご自身のレストランをフィレンツェに持つかなりやり手の凄腕女性シェフです。
お会いしたかった巨匠のレッスンが見れるなんて、ドキドキ。
もとデザイナーだったという彼女が見せる美しい、女性ならではの料理は必見です。
入ったら早速、
ベアトリーチェ巨匠が指導中!
迫力満点!みんな生徒も真剣そのもの。緊張感があります。
その日の朝に市場で買い付けたアンコウのメニューについて説明をしておりました。
しかしアンコウって、イタリアでも食べるんですね…
ルッカ料理学院では、Antipasto、Primo、Secondo、Dolceを毎日様々な講師のオリジナルメニューで
作っていくのですが、各料理ごとに2、3人のグループとなって、それぞれの料理を講師と一緒に作っていきます。
この日のメニューはこちらです。じゃーん♪
一流レストランに出てくるフルコースのようなメニュー。
さすがプロ料理ですね。どんな料理なんでしょう〜。
プーリア料理コースのルイージもよく使う言葉がメニューに!なんとなくメニューが分かる嬉しさを隠しきれない私。
各パートごとにグループで調理をしていきますので、それぞれの場所で相談したりしながら調理を始めています。
巨匠のするどい視線の元、バナナのドルチェを作っている生徒さん。
こっちが緊張してしまいます!
イタリア人の生徒さんとまだ20歳のあどけなさの残る日本人生徒さんで、こそこそ相談(笑)
何を話しているんでしょう?
どうやらイタリア語!素晴らしい。この2人の仲良しな後ろ姿が可愛かったんです。
これはPrimoのトルティーノですね。型に入れる方法を厳しく教わっていましたが、本当に説明が細かい!
ベアトリーチェ巨匠、かなり切り方に拘るシェフで有名です。料理の美しさは切り口からという名言を残している巨匠。
インゲンを切るのだって、かなり細かい指摘が入っておりました。
プロ料理って、こういうことなんですよね。
さて、ジャンルーカ校長がおいで〜と呼んでくれているので、ちょっと中を散策。
厨房の奥は、みんなで食事をするところになっておりました。かわいらしいイタリアの田舎の雰囲気たっぷりの作りです。
一歩外に出るとこんなに美しい景色が!
自転車がたくさん置いてあるのですが、これは無料で散策できるように生徒さんへ貸し出しているのだそうです。
嬉しいサービスです。トスカーナの自然の中で自転車で散歩….最高じゃないですか!
ジャンルーカ校長の奥様の愛犬(名前忘れました)がお出迎え。
可愛い〜けど驚くほど懐いてくれません(笑)でも学院の生徒達の癒しのマドンナのようです。
ここから生徒達が寝泊まりをする場所へ向かいます〜。
続きは次回に♪
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