2015.08.14 学校・卒業生へ訪問! ルッカ料理学院訪問レポート2
Ciao a tutti!
少し暑さも和らいできましたね〜。
先日弊社のオフィスがある秋葉原で、軽く夕食を取ってからまたオフィスに戻って仕事を、
ということで弊社のスタッフ、村川と一緒にオフィスから徒歩3分の飲食店に入って食事をしていたところ
かなーり広い店内にも関わらず、たまたま隣に座ったのがイタリア人カップル。
奇跡…
さすが国際都市、秋葉原(笑)
隣から聞こえてくる、あの心地よいイタリア語が気になってしまい、村川との会話になかなか集中できない私(笑)
焼き鳥を注文したいのに、なかなか注文ができずにおどおどしている様子を確認し、
イタリア人風おせっかいおばさん、ここに登場。
「何か手伝えることがあったら言ってくださいねー」とイタリア語で話しかけてみると
「わおー!ありがとう〜!イタリア語ができるんですね」と、会話スタート(私の中のゴングが鳴りました)
ナポリ出身のカップルで、東京、京都、大阪の旅行に来ていたとのこと。
アジアには何度も来ていて、日本は初めてなのだとか。ナポリのアクセントもあまり感じないとっても爽やかカップル。
初めて話すのに、あたかも友達だったかのように会話がすぐに盛り上がるのはやはりイタリア人。
やはりイタリア人って不思議な魅力がいっぱいです。
明日は富士山に行くと言っていましたが、私達が強制的に、鎌倉旅行に計画修正をしました(笑)
ってことでですね(ってどんなことだ)相変わらず前置きが長いですが
本当に、本当に多くのお客様からご指摘を頂いておりました
ルッカ料理学院の続きはいつ書くんですか?というご質問(読んでくださっているんですね。ありがたいです!!)
えー、後回しにしていた訳ではないんです!忘れていた訳ではないんです!
タ、タイミングがですね…….とこれ以上言うとイタリア人並の言い訳になるので、さっそく続きを書きまーす。
前回は、ルッカ料理学院の生徒が寝泊まりをして生活をするアパートの続きでしたね。
向かう途中にある素敵な階段。
階段1段ごとに置かれている植物。
ヨーロッパらしいですね。赤褐色のレンガとこのグリーンと相性は抜群♡
そしてふと右側を見ると
暖かくなってくると、ここでみんなで作った料理を食べるんだよとジャン校長。
横にはPizzaやパンを焼く窯もあります。
こんな空気の良い場所で自然に囲まれ、自分たちで一生懸命作ったフルコース料理を食べるなんて
こんな贅沢なことはないですね。
この日はここで昼食なんですって。
想像しただけでお腹空いてきちゃいましたー。
あー素敵♡
さて、到着しました。といっても階段を上がったらすぐに到着。
というかここは、レッスンをする厨房の真裏なんですね。
寝床がすぐ側って思うと、安心しますね。
あれ、君。
私のこと嫌いなはずなのに私について来たのかい?
かわいいやないかー、よしよし
って言ってもう一度なでようとしたら、
噛まれそうになりました。
…彼女、距離感が大事らしいです。
お部屋の中を見させて頂きましたが、そのときの生徒さんの生活空間に入ってしまうことが申し訳なく(人の家に勝手に上がり込んでいるわけですからね)、あまり写真を撮れませんでした。
ですが、使いやすい間取りで、ロフトに上がるとこんな団欒の空間が!
テレビも備わっております。
ここでみんな夜にゲームしたり、話をしたり、お酒を飲んだりと楽しんでいるそうです。
楽しそうですね☆
ここはイタリア語の授業を行うところです。
毎日講師が来て、ここでイタリア語のレッスンをしてくれます。
1ヶ月ちょっとで条件法??すごいスピードでイタリア語の授業が行われているのが伺えます…
冬は暖房完備、春や秋は小高い丘で涼しく、過ごしやすいとジャン校長の奥様が説明してくださいました。
そんなアパート訪問を終え、戻ると皆料理を作り終えて、外で昼食の準備をしておりました。
待ってましたー♡
各料理担当がそれぞれサーブしてくれます。
アンティパスト。
Julienne di calamari e fagiolini con fragole all’aceto balsamico di Modena
イカとインゲンのモデナ産バルサミコ酢和えのイチゴ添え
いちごとバルサミコ酢って合いますね。上品でさっぱり。好きです。
プリモです。
Tortino di riso alla pescatore in crosta di pomodoro e salsa di aglio e prezzemolo
漁師風リゾットのトルティーノのトマト包み、にんにくとイタリアンパセリのソース
食べかけで申し訳ないですが、中こんな感じでございました(汗)
やはりこれもとっても繊細で上品な味。
イタリア料理っていつも大味ですが、やはりプロ料理。繊細。
セコンド。
Millefoglie di rana pescatrice in potacchio
漁師風アンコウのポタッキオ
ポタッキオって、確かマルケ州の郷土料理で、ウサギを煮込むときのやり方だった気がします。
これをアンコウを使って調理したんですね。
これが本当に美味しい。あと3皿くらいいけそうでした(笑)
ドルチェ。
Tortino di banana con crema inglese al bols e fili di cioccolato
バナナのトルティーノ、イギリス風Bolsのソースとチョコレートソース
これ、尋常じゃなく美味しかったです。感動ものでした。
甘党でもなんでもないですが、私の中のドルチェ感が変わりました。これももっと食べたかったです(笑)
この日のメニューはこんな感じでした。
さすがはベアトリーチェ巨匠。色も綺麗で、繊細な味は女性シェフならではでした。
ここの講師達は、ジビエ専門、肉専門、魚専門、シエナ料理専門、美しい料理専門と、講師の数は何十人もいることが魅力。
それぞれの専門家が教えてくれるからこそ、様々な料理が学べるという。
一人の先生にずっと教わっていても、確かに発見や面白みはないかもしれませんからね。
みんなで毎日こうして作って、みんなで食べる。
これもとっても大事なことだと思います。食卓のおしゃべりと美味しい料理こそ、
イタリア人の人生とって絶対に不可欠なことです。それを忘れてイタリア料理は学べません。
ベアトリーチェ巨匠とジャン校長、そして隣が奥様。また今回はベアトリーチェの右腕となるお弟子さん、
そしてその奥が息子。息子を一緒に連れてきて一緒にレッスンをするところなど、なんでもあり感がイタリア(笑)
とってもアットホームな雰囲気の中、こうして様々な講師と一緒に多くの料理を作り学ぶルッカ料理学院。
インターン先もみなさんほぼ決まっているようで、皆さんそわそわしておりましたが、希望のところに決まって良かったですと
嬉しそうにレストランについて教えてくれました。
ここでの料理研修、インターン研修、イタリアでしかできない経験が詰め込まれています。
日本の調理学校では絶対に学べない何かがそこにたくさんあるんです。
日本の完璧なサービス、完璧な芸術作品みたいな料理はないかもしれませんが、
じゃイタリアで日本のそれを求めるのは絶対に間違っていると
私は思っています。
イタリアで学ぶこと、それは日本にはない、イタリアにしかないものを学びに行くことですから。
そこには日本で感じたことのないような喜びもたくさんあります。
もちろん日本のようにうまく事が運ばないこと、辛いことだってたくさんあります。
でもそれも日本では経験できない貴重な体験。
そこから見えてくる新しい発見も、それも留学の素晴らしさ。必ず人生の糧と彩りになります。
こうしてこの学校を卒業して羽ばたいた方々は本当にたくさんいらっしゃいます。
是非本格的に様々な角度で料理人として成長してみたい、本場イタリアで修行をするぞという方、
まずはいつでもご連絡をくださいませ。
説明会も9/26に大阪で行います。
是非ご参加をお待ちしております!
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