スクオラトスカーナの家庭料理コースを受けた中尾明美さんの留学体験談
本日は先週帰国したばかりの中尾さんが早速体験談を書いてくださったので、ご紹介します!!
中尾さんは日本でもばりばり働くキャリアウーマン。
料理のお仕事に携わっており、帰国してからもすぐ働いていらっしゃいました。笑
パワフルです。
この留学でイタリア語に興味を持たれ、これからイタリア語の勉強を始めるそうです。
またすぐにイタリアへ戻れると良いですね☆
とっても参考になる、フィレンツェにあるスクオラトスカーナの料理レッスンの体験談です!!!中尾さん、ありがとうございました^^
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Q. スクオラトスカーナでの語学の授業、料理レッスンはそれぞれいかがでしたか?(先生の評価、クラスの人数・様子、授業の難易度など)
A イタリア語を全く勉強していなくても、なんとかなりました。でも、それは、私が多少の英語を理解できたからです。先生は英語も理解できる方でしたので、わからない時は英語で質問できました。
他の学校を知らないため授業の内容は比べられないのですが、途中でクラスに入ってきた日本人の生徒は、イタリア語初級者で他の学校の授業についていけずにスクオラトスカーナに転校してきたそうです。彼女は、他校よりスクオラトスカーナの方が理解しやすくて良い、という評価でした。ただ、英語が得意ではなかったせいか、授業が進むにつれて辛そうでした。
総合的に考えると、日本人のみのクラスではなく、イタリア語を理解しやすい国の生徒が多かったので、初級者クラスとはいえ、理解度の速い生徒に合わせたレッスンだったのでしょう。
私個人的な評価としては、良いレッスン内容だったと思います。
クラスメイトは、10人。和気あいあいとした楽しいクラスでした。
クラスメイトの皆さんと出かけたり、学校のイベントに参加したり、年齢を超えてのお付き合いが楽しかったです。
それから、毎日のように学校のイベントがあったのが良かったです。フィレンツェの散歩イベント、美術館イベント、食事会、など。
私は午後から料理教室があったので、平日のイベントは参加できませんでしたが、土曜日のツアーで海に行きました。他のクラスの生徒とも知り合えて、とても良い思い出になりました。
Q. フィレンツェでの滞在はいかがでしたか?
A アパートのオーナーは、とても感じがよく素敵な方で対応も良かったのですが、家にエアコンがなくて、異常気象の夏を過ごすには暑かったです。
私の部屋は、通り沿いの一階で窓をあまり開けられない造りだったため風が入らず、しかも、日の入らない方位だったため、少し不健康な居心地でした。部屋に帰ってくると、ムンとした空気でした。扇風機があったので、不在の時も空気の循環のため、つけっぱなしにしていました。
そして、通り沿いなので、通行人の声がよく聞こえました。
あらかじめ部屋は選べないシステムだそうですが、写真の情報があると有難かったです。
しかしながら、たとえ窓が開けられても、蚊が多いため、光や風が入ったとしてもそれはそれで大変だったかもしれません。
どちらにしても、安価なお家賃ですので、与えられた部屋で満足するのが一番かもしれません。ポンテヴェッキオの近くだったので、一歩出ると、「ああ、イタリアにいるんだ!」と、幸せな気持ちになれたのは間違いありませんので。アパートの立地はとても良かったです。生徒によっては、学校まで徒歩一時間とか、40分の方とかいたので、私のアパートは学校までの移動には問題ありませんでした。
Q. 料理はいかがでしたか?日本でも作れそうですか?レシピ本は活用できそうですか?
A マンマの家庭料理が習いたかったので、そこにフォーカスすると最高なレッスンでした。先生は、レシピ本を出されていますし、マンマの生パスタやティラミスが習えたことは私の宝です。
ただ、家庭料理はリストランテの料理と少々違います。メニューによっては、料理修行を積んだプロの料理人にとっては物足りないレッスンかもしれません。私は、イタリアの家庭料理を知りたかったし、良い経験が積めました。
一番大切なことは、指導者のキャラクター。いくら美味しいものをご存知であっても、冷たい人や意地悪な人からは習いたくありません。私は先生のお人柄が好きなので、先生に習えて良かったです。
また、先生のお宅もキッチンも大好きです。「先生のキッチンが大好き!」と、何度言ったことか!!先生のキッチン用品を真似して、同じものをたくさん買い込みました。先生がそれらを売っているお店を教えてくださってうれしかったです。
毎日のレッスンは大変でしたが、温かいマンマのような先生と小さくて可愛いキッチンが私を癒してくれました。
それから、私の先生は、食材名を日本語で言ってくれるので助かりました。そして、ここでも英語が役に立ちました。学校生活もそうですが、英語が理解できるといいと思います。
とにかく、先生のレッスン内容がラフで目からウロコでした。日本における私のレッスンは、まずレシピを本にできるくらいのクオリティで何時間もかけて作成。準備は前日と当日に何時間もかけてします。フィレンツェの先生は、メニューを書き留めさせ、口頭で伝えられた材料をメモします。作り方ももちろん自分でメモするのです。
これに関しては、私のHPにも書きました。
http://ma-nani.jp/class_as_kitchen/2015/07/8-1.html
Q. 語学学校スクオラトスカーナの対応はどうでしたか?
A 日本人クラークの女性がいらしてとても心強かったです。何かあれば相談していました。美術館の予約も快くとってくれました。
Q. 留学中困ったことはありますか?
A 特にありませんが、到着翌日の朝、土地勘がないのに徒歩で登校する時は不安でした。予め日本で位置を確認していけばよかったと思いました。でも、歩いてみたら、アパートからは思ったより近く、ほっとしました。遠くて複雑な道のりだったら困ったことでしょう。
あと、困ったことではありませんが、イタリア語をまったく勉強しないで渡航した私にとっては、毎日の宿題が大変でした。
(イタリア語をある程度理解している人にとっては簡単な宿題だったと思います)
私は料理教室があるので、他の生徒よりフリータイムが少なかったため、夜に疲れて帰宅した後にするしかなく、毎晩、インターネット辞書でイタリア語を和訳しながらがんばりました。宿題をしていかないと、翌日の授業に困るのは自分です。猛烈な暑さの中、徒歩25分かけて料理教室に移動してエアコンがないキッチンで調理もするので、疲れてし寝てしまうこともありましたが、そんな日は翌日早起きしてこなしました。
Q. これは持ってきた方が良かった、というものがあれば教えてください。
A 電子イタリア語辞書、猛暑だったので、冷えピタのような体温を下げるための何か。
あと、自分が持っていってよかったと思ったのは、虫よけスプレー、虫刺されの薬、スプレー式のベープ、常備薬、洗剤、レンタルWiFi、インスタントコーヒー。
アパートと学校では無料WiFiが繋がっていましたが、位置確認のために、レンタルWiFiがあると便利です。
Q. 帰国後、今回の留学経験を生かしてどのようなことをされていらっしゃいますか?
A 本場のマンマ先生の料理を習ったことで、レストランとは違う「簡単で美味しいイタリアン」を日本人ママたちに伝授したいです。次回はレストランでの研修も受けたいです。料理を習いたかったので、イタリア語は挨拶程度でいいと思ったのですが、今回の留学を機会にイタリア語に興味が湧きました。日本でもイタリア語を習って、次回渡航の際は、イタリア人の皆さんともっとコミュニケーションを取りたいです。
Q. アドマーニを利用してどうでしたか?
A ご対応が迅速で丁寧で、そして、何より親身になってのご対応に癒されました。初めてのイタリア渡航だったので、とてもありがたかったです。渡航後もフォローしてくださって助かりました。
担当:村川
2015/08/12 イタリア料理留学, イタリア語学留学, フィレンツェ, サレント大学,