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イタリアでの盗難・トラブルの予防と、トラブル事例

盗難・トラブルや危険

よくこんな質問を受けます。

「イタリアって危険なイメージがあるのですが…」
「イタリアは治安が悪いですよね?」

日本は比較的安全な国と言われていますので、それに比べたら、イタリアに対して「治安が悪い」という印象を持ってしまうかもしれません。
ただ、イタリアは皆さんが抱くイメージほど、危険だったり、治安が悪かったり、重犯罪が多発するような国ではありません。
もちろん、大きな都市であるミラノやローマ、ナポリなど、人が多く集まる場所は、スリをはじめとし、色々な犯罪が起きることもあります。
ただ、それは日本も同じだと思います。

スリに関しては、正直にお伝えすると、多いというのが実情ですが、
これはこちらがいかに気をつけるかによって、未然に防げることがほとんどです。

とにかく常に気をつけよう、という意識を持つことが必要ですので、いくつか注意事項をピックアップしてみます!


トラブルを未然に防ごう!注意ポイント

  1. 大金を持ち歩かない。(クレジットカードなども携帯するものは1枚のみにする)
  2. パスポートも携帯しない。コピーを持ち歩くようにする。
  3. カバンを持つときは、車などが通る方には持たない。
  4. カバンはチャック付きのものを持って行く。また、チャックは常に閉めておき、閉める部分は自分が見える位置に来るようカバンを持つ。
  5. 薄暗い道や雰囲気が怪しいと感じる道を通ることを避ける。(イタリア人でも避けている地域があるので、現地でも情報収集することをお勧めします)
  6. 夜、一人で歩かない。
  7. 知らない人に誘われても、絶対についていかない。
  8. 観光客のように、きょろきょろとしない。(堂々と歩いていた方が狙われません)
  9. カバンや財布、スーツケース等、所持品から目を離さない。
  10. 都合の良い話にすぐに乗らない。
  11. 断るときは、きちんと「No」と伝える。

現地で被害にあってしまった日本人の方から話を聞くと、やはり上記項目を怠っていたことで、問題が発生してしまっています。
まずは、海外にいるという意識を常に持ちましょう。
もし、万が一何か危険なことが起こったら、まずは大きな声で助けを求めてください。
助けを求める時は「Aiuto!」(助けて!)と叫びましょう。

ただ、どんなに気をつけていても、被害にあってしまう場合もあります。
もし万が一、盗難被害などにあったら、速やかに保険会社に連絡をしましょう。


予備情報コラム 私が実際に留学をしていた際のお財布の持ち方を少し紹介します!

カバンの中に財布を入れ際、カバンのチャック部分と自分の財布のチャック部分をチェーンでつないで持ち歩いていました(笑)
カバンに手を入れられて、万が一取られたとしても、カバンと財布が繋がっているので取られません!ご興味がある方は是非試してくださいね。


おすすめ!スキミング防止用のカードケース

また、2015年あたりから、主にイタリアの大都市で、クレジットカードやキャッシュカードのスキミング被害が相次いでいます。
街中で歩いているところを後ろから特殊な機械をカバンに近づけて、外側からカード情報を読み取る方法です。
そのため、スキミング防止用のカードケースなどをお持ちになられることもお勧めします
(特にフィレンツェやミラノに行かれる方はお気を付けください)



イタリアで実際に起こったトラブル事例

スリ

Mさん(女性)「イタリアで母と旅行中、初めてスリに遭ってしまいました。」

場所 FirenzeSMN駅 FrecciaRossa9521 10:13発の車内(停車中)
犯人 女性2人(白人系ではない)
顛末 ・一緒に乗り込み、車内端のスーツケース収納を手伝う。収納しておくから、先に行ってといわれたが、取り返して自分で収納
・その後、席まで来て「あなたの席はここ?切符を見せて」と言われ見せている間に母のバッグから財布と貴重品入れを盗まれました
・バッグが開いていることに直ぐに気づき、私が追いかけ、まだ車内にいたので問い詰めると私たちの座席の下から財布と貴重品入れを拾って出しました
・その後、日本円がないことに気づき再度捕まえ、円を取り返しました
・車掌の前を通り車内から逃げたので彼に説明、警察に連絡してもらいました

パスポートはたまたま別に入れており無事、被害なしで取り返しましたが、FrecciaRossa内で安心してしまいました。
留学される方の助けになれば幸いです。

詐欺

20代前半/日本人男性「その時にあった現金とATMでおろしておおよそ17万円を渡してしまいました。またクレジットカードの番号も伝えてしまった」

場所 ボローニャの街中
犯人 自称・誰もが知るブランドの有名デザイナー(イタリア人男性)
顛末 詳細はこちらをご覧ください。
https://www.adomani-italia.com/blog/column/trouble-case-study-bologna/

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