#6 阿南里恵さん(日本人向けの法律相談サービスのコンサルタント/飲食店員)

Q１．現在の職業・職務内容を教えてください。

日本人向けの法律相談サービスのコンサルタントをしつつ、ミラノで唯一日本人シェフが運営するたこ焼き屋さんで働いています。

Q２．どのようにして今の仕事を見つけましたか？（ネット検索・紹介等）

留法律相談サービスは、以前シェアハウスでお世話になったオーナーの女性弁護士と意気投合をして始めました。
イタリア国内の複数の都市に滞在したため、滞在許可証やビザの件などで自分自身が困った経験がありました。
そんな時にまだイタリア語も初心者の自分が相談できる場所が欲しかったのでサービスを立ち上げました。

イタリア滞在者向け！手続きや契約でお困りのときの日本人サポート | イタリア留学専門のアドマーニ

イタリアに居住している、あるいはこれから居住する外国人を対象に、これまでも様々な手続きを代行してきたイタリア人弁護士Maria Luisaさんと、実...

また、たこ焼き屋さんの仕事は自分が街を歩いていて偶然見つけたお店です。
インターネットを通じて働きたい意思を伝えると、幸運なことに雇っていただけることになりました。
現在、お店で唯一の大阪出身の店員です。日本に関心のあるイタリア人のお客さんがたくさん訪れるので、いつもお店で働くのが楽しみです。

Q３．現職に至るまでに何社受けて、その期間はどのくらいかかりましか？（留学中に就活をしていた場合は、いつから始めたかも含めて）

イタリアでの他の仕事は応募したことも、経験したこともありません。
2019年の4月からミラノで暮らし始めて、法律相談サービスの仕事は2019年の6月中旬頃から、たこ焼き屋さんで働き始めたのは7月中旬頃からです。

Q４．留学前の職歴を簡単に教えてください。

留学前は建設会社で営業職をしていました。
インテリアコーディネーターや宅建の資格を取得するも、年齢の壁があって日本で暮らしていくことが非常に窮屈に感じました。
イタリア家具に対する興味が強かったのでイタリアに留学することに決めました。

Q５．今の仕事に留学経験は活かせていますか？イタリア語レベルはどの程度でしょうか？（CILSやイタリア語検定試験など目安があればお聞かせください）

留学を始めてすぐに出会ったイタリア人男性とちょうど留学1年の節目に結婚したため、現在もイタリアで暮らしています。
現在は学校には通っていませんが、引き続きイタリア語の勉強をしています。
留学経験を活かすにはまだまだ語学力が足りていないように感じています。ですので、CILSのB2は今年中に取得したいです。

Q６．これから留学される方へメッセージ

私にとっては初めての語学留学だったのですが、年齢に関係なく本当に来た甲斐があったなと思います。
語学学校で様々な国の人たちと出会い、まず価値観や習慣の違いを目の当たりにしました。
それによって、日本にいる頃はどうしてあんな小さなことで悩んでいたのかと思うことができました。
そして、イタリアに来て良かったと思うことは、ここにはまだたくさんの可能性があるなと感じたことでした。
日本と比べて色んなサービスや社会制度がまだ整っていません。
だからイライラすることも当然ありますが、だからこそチャレンジする人にとっては可能性がある場所だと感じます。
留学が終わるタイミングでイタリアで結婚したため、今後日本かイタリアかどちらで暮らすかまだ決めていませんが、彼と一緒に両方の国に関われる仕事をしていきたいなと考えています。
本当に人生が変わった1年間でした！これから留学される皆さんにも素晴らしい時間が訪れることをお祈りしています！

---

★以前、留学体験談にもご協力いただきました！こちらもぜひご覧ください♪