#7 稲谷萌さん(日本のオーディオ機器メーカーの海外生産管理・購買として活動)

Q１．現在の職業・職務内容を教えてください。

日本のオーディオ機器メーカーの海外生産管理・購買です。主に台湾地域の仕入先の担当をしています。その前は父親が経営するイタリア・トルコのアパレルのテキスタイルメーカーの日本輸入代理店で勤務していました。

Q２．どのようにして今の仕事を見つけましたか？（ネット検索・紹介等）

留学後親の会社を手伝うことになっていたのでレアケースだと思いますが、ずっと地元に留まっていたため、親元を離れてもっと色んな経験がしたいと思って結局辞めて東京に来ました。

今はイタリアと関係無い仕事にはなっていますが、またイタリア関係の仕事に就きたいという気持ちはあって、細々とですが勉強は続けています。

今の仕事は、海外とのやり取りということで英語力を鍛えられること、海外出張ができること、また最初に勤務していた商社時代の貿易実務経験が活かせると思って決めました。(イタリアに代理店があるのであわよくば、と思っていたのですが営業でないと関わることは無いようです。)

Q３．現職に至るまでに何社受けて、その期間はどのくらいかかりましか？（留学中に就活をしていた場合は、いつから始めたかも含めて）

上述の様に前職は父親の会社でした。
今の会社は、10社程度書類を出して面接に進んだのが5社、応募から内定まで2週間程度だったと思います。

Q４．留学前の職歴を簡単に教えてください。

繊維専門商社で3年営業アシスタントとして勤務しました。

Q５．今の仕事に留学経験は活かせていますか？イタリア語レベルはどの程度でしょうか？（CILSやイタリア語検定試験など目安があればお聞かせください）

イタリア語、という面では活かせていないかもしれないですが、文化も言葉も全く異なる国で一生懸命もがいた事は良い経験ですし、海外の取引先に自分たちの要求を伝える時、相手の国の基準に当てはめてどう伝えたら1番しっくりくるだろう？という視点が身に付いたので、今となっては活かせていると感じています。
また、今担当している台湾も家族を重んじ、美食で、なんとなくのんびりした国民性で、レディーファーストで…と結構イタリアに似通ったところがあって、イタリア人と接する様な感覚で関わることができています（笑）
レベルについては、帰国後京都でしばらくイタリア語の観光ガイドを務めていたこともあり、その頃はCILSB2程度だったかと思います。現在は日常的に話すことがないのであまり自信がありません。B1程度でしょうか。

Q６．これから留学される方へメッセージ

留学先としてイタリアを選ぶ人はそう多くはないかもしれません。だからこそイタリアに留学するとイタリア国内のみならず日本のイタリア好きさんともすごく濃い繋がりができて楽しいです。
歴史ある街並み、美味しい料理とワイン、豊かな自然、(多少地域差はありますが)人懐っこい人々…イタリアって知れば知るほどハマってしまうと思います。そして行く度に元気をもらえます。
迷っている方はぜひ飛び込んでみてほしいです。