2017.11.13 イタリア文化 コラム&ブログ 第一回お肉通信
Buongiorno!!
こちらアドマーニ・肉大好き部です。いま爆誕しました。
photo credit: thepinkpeppercorn bistecca panzanese via photopin (license)
皆さんはイタリアの肉料理といえば何を思い浮かべますか??
ビステッカ、コトレッタ、ピッツァイオーラにスピエド、トリッパ、ボッリートミストにブラサート・アル・バローロ・・・・・・
あげだしたらきりがありませんね!
私はそんな数ある肉料理の中でもタルタルステーキ“bistecca alla Tartara”がダントツで大好きです。
タルタルステーキとは!!
photo credit: cyclonebill Tartar via photopin (license)
タルタルステーキ(tartar steakは、ステーキ料理のひとつ。生の牛肉または馬肉を、粗いみじん切りにし、オリーブオイル、食塩、コショウで味付けし、タマネギ、ニンニク、ケッパー、ピクルスのみじん切りなどの薬味と卵黄を添えた料理。全体を均一になるように混ぜて食べる。
(引用:Wikipedia「タルタルステーキ」)
・・・要するに洋風ユッケみたいな食べ物です。
(ちなみに牡蠣フライとかエビフライにかけるタルタルソースは”Salsa tartara / サルサタルターラ”って言います)
日本では生肉を食べる文化ってあまりメジャーではありませんが、
イタリア北部のレストラン・オステリアでは定番の料理。
生肉をそのまま食べるなんていうと野蛮な印象があるかもしれないですが、
美味しいタルタルステーキは獣臭さや生臭さは全くなく肉の繊細な旨味をダイレクトに感じらます。
店によって味付けは様々ですが、個人的には塩とオリーブオイルとケイパーのシンプルな組み合わせが好きです。
噛むたび広がる優しい肉の甘みを塩が引き立て、ケイパーの爽やかな酸味と胡椒が後味を引き締め、次の一口を更に食べたくさせる、、、
「シンプルなのになんて物語性のある料理なんだ!」と初めて食べたときはとても感動しました。
本当に新鮮かつ質のいい肉だからこそ生まれる一皿ですね~!
そしてそのタルタル、質や衛生面が保証されているちょっと良い店で食べるような印象ですが、トリノにもっと気軽に食べられる店がありました。
その名も“M**BUN(マックブン)”。
スローフードに拘ったハンバーガー屋さんで、タルタルを始めとした美味し~い肉メニューが食べられるお店。ケチャップなどのハンバーガー屋らしい調味料もあり自分好みの味付けにレンジすることも。
こんなかんじでトレー+紙皿でタルタルが出てきます。気軽~!
価格的にも店構え的にもラフにタルタれる店。日本に上陸してほしいものです。
ちなみにこのタルタル、語源はモンゴルの遊牧騎馬民族タルタル人から来ている模様。
タルタル人が硬く筋張った肉質の乗用馬を食べやすくミンチにして食べる食習慣がヨーロッパに伝わったとか。なるほど~。Eh già~。(※諸説あります)
それでは皆さんの肉IQが高まったところで今回のブログは終わりです。
タルタルを見かけたら是非とも食べてみてください。
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