イタリア現地で本気のイタリア料理修行をしてきた勇者達の
留学中の心の一品を紹介するブログ。
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バリスタが解説!カプチーノの淹れ方
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少しでも本場イタリアコーヒーをご家庭で。
コーヒーマシーンなどが家にあればぜひ本場イタリアコーヒーをお楽しみ頂きたく、今回はカプチーノのポイントをお伝えします🎵
(デロンギ社家庭用コーヒーマシンはネットなどでも購入可能です。)
ポイント①
イタリアの豆屋さんの豆を使わないと本場の味にはなりません。そして、深煎りがお勧めです。
ポイント②
しっかり牛乳を温めながら泡を立てましょう。
ポイント③
とにかく楽しいイタリアを思いながら🎵
Q,コーヒーを学ぼうと思ったきっかけは?
子供の頃、父親が豆をひいてコーヒーを入れていたので、その頃からコーヒーは好きでしたね。とにかく豆をひくことが楽しくて。
中学校の時にとある喫茶店に入ったのですが、なんだこの小さいカップのコーヒーは?!ってエスプレッソを知ったことがきっかけですね。その頃は苦かったのですが、大人になったらこの味が分かるのかなぁ〜って。
サッカーが好きだったこともあって、大学の卒業旅行でイタリアへ行ったんです。そのイタリアのBarでエスプレッソを飲んだ時の衝撃がすごくて。どのエスプレッソを飲んでも、苦いのではなく、甘いチョコレートのような味でした。本当全てが衝撃。そんな時にお店を見渡したら、豆が目に入ってきて。その豆の色が違ったんです、日本と。
大学の頃から少しずつスタバが出来てきて、そこからカフェに興味を持ち始めました。
だんだんお洒落なカフェが増えてきて、そんな中にSegafteddo Zanettiを見つけました。そこでエスプレッソを飲んでみたら、イタリアで飲んだ味と似ていたんです。元々会社員でしたが、「ここで働かせてください!」って言ってましたね。
僕の場合は日本のコーヒーを先に、その下地があってイタリアのコーヒーを学びに行きました。イタリアと日本の差を元々知っていましたが、実際にはイタリアの地域によっても差があると知ってからは、全てを制覇したいと思いましたね。
もう一つの大きなきっかけはバリスタさんです。
最初にイタリアで入ったお店はおじいちゃんがバリスタだったんだす。
バシッとスーツで決めて、テキパキ動いて。かっこいいと思いましたね、素直に。カウンターに立っているあの存在感は日本にはないなと。
お客さんがそのバリスタさん目当てに入っていく、そんな習慣は日本にはないですねぇ。それを日本でやりたいと思いました。
Q,どうやって人脈を広げていったのですか?
イタリア料理の世界を知ってから、本当に変わりましたね。色々な人を紹介してもらって。もちろんめちゃめちゃ勉強しましたが、イタリアのプロの方々にたくさんアドバイスいただきました。
僕がこの世界で生きていこうって思ったのはパルテノペ(
https://partenope.jp/index.html)の渡辺シェフがきっかけです。イタリアへも連れて行ってくれました。シェフは10年イタリアへ住んでいた方なので、エスプレッソを作らなくても味を知っていたんです。
顧客目線を一番よく分かっていた方なので、あれでもないこれでもないと言われながら鍛えられましたね。
それまで僕は、粉詰めて入れたらエスプレッソが出てくると思っていたので…そんなことではない事を知りました。〝自分好みの味〟にしてくれるのがバリスタであり、技術者であると教えてもらいました。
Q,イタリアで楽しかったことや辛かったことはありますか?
イタリアでは言葉が分からなくてもストレスではないんです、不思議なことにみんな本当優しくて。
最初に植え付けられたイタリア人のイメージと全く違いました。
イタリア人の価値感も理解できる部分が多くて。
みんなニコニコしてるのがいいですね。
コミュニケーションがあるっていいなあって思いました。
職業問わず相手を尊重している所がステキですよね。
人の為に何かしたいと自然に思えてきました。
Q,これからイタリアへ行く人へ
一杯のコーヒーを通じてとれる、人との接点・・・。
接点のきっかけとなるコーヒーと、コーヒーでつながるコミュニケーションを楽しんでほしいです。
どうしても作り方やモノだけ見がちですが、客観的に見てほしいです。
そうすれば楽しさが分かるはずです。
そしてあの雰囲気と空間も見て来て欲しい!
商品だけが100 %じゃないです。
現地ではサービスカを一番学び、美味いことだけが良いわけではない事を知りました。
味が7割でも笑顔やコミュニケーション30%で、接客が100%になる。
ボコボコの泡でもいいんだという価値感を学びました。
イタリアに行くんだから、日本人の目線ではなく、現地の人の目線で見れたら世界が広がります。
「カウンター越しに人をもてなすとはどういう事か。」
そういう目線で見て来て欲しいです。
心が豊かになるんです。イタリアにいると。
一杯のエスプレッソの価値感がそれぞれの穴にはまっていく事で、
「こうゆう事か〜」と、つくづく全てが繋がってるんだと思いました。
目覚めのコーヒー、料理後のコーヒー、寝る前のコーヒー。全部違うんです。
だからこそ、料理を知っていないとそのコーヒーが出せないんです。
それで料理と学びました。ぜひ客観視してきてほしいです。
コーヒーはイタリア食文化の1つです。リレーで言えば、アンカーなので大切です。
Q,イタリアにいる人へ
終わりはいつか必ず来るから、それを信じてください。 頑張ってではなく。 本気で笑える日が来る事を信じて、頑張りましょう、一緒に。
PIETRE PREZIOSE
阿部 圭介さん
PIETRE PREZIOSE
- http://www.pietrepreziose.jp/
- 〒106-0047 東京都港区南麻布4-2-48 TTCビル 1F
- 広尾駅1番出口より徒歩2分。
隠れ家のような、落ち着ける空間のイタリアンバールです。
ランチ営業もしておりパスタなどが楽しめます。
パスタはテイクアイトも可能です。
詳細はお店に直接お問い合わせください。
03-6277-1513